*15:32JST 戸田工業 Research Memo(2):2023年11月に創業200周年を迎えた老舗の化学素材メーカー(1)
■会社概要
1. 会社概要
戸田工業<4100>は、1823年(文政6年)、戸田生三氏によって、建築の木材塗料や紺染めの下地、漆器、番傘の着色、陶磁器(赤絵の釉薬)などに用いられる弁柄(酸素と鉄が結びついた化合物)の製造を生業とする精勤舎として岡山県で創業、2023年に創業200周年を迎えた老舗の化学素材メーカーである。同社は、酸化鉄で培った微粒子合成技術を深化させ、光学レンズ研磨剤用高純度酸化鉄、オーディオ・ビデオテープなどで使われる磁性酸化鉄、複写機・プリンター向けのトナー用材料、またMLCC向け誘電体材料、LIB用材料など、先端的な材料を提供し事業拡大してきた。
同社グループは、2023年3月期末において同社、連結子会社12社、関連会社6社、及びその他の関係会社1社で構成され、連結従業員は846名となっている。
2. 事業内容
同社グループは現在、機能性顔料事業(各種顔料、環境関連材料)と電子素材事業(磁石材料、誘電体材料、軟磁性材料、LIB用材料等)の2事業で事業展開している。
2023年3月期の事業セグメント別売上構成比では機能性顔料事業が42.1%、電子素材事業が57.9%を占め、共通費控除前セグメント利益ではそれぞれ45.6%、54.4%の構成比となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘)
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1. 会社概要
戸田工業<4100>は、1823年(文政6年)、戸田生三氏によって、建築の木材塗料や紺染めの下地、漆器、番傘の着色、陶磁器(赤絵の釉薬)などに用いられる弁柄(酸素と鉄が結びついた化合物)の製造を生業とする精勤舎として岡山県で創業、2023年に創業200周年を迎えた老舗の化学素材メーカーである。同社は、酸化鉄で培った微粒子合成技術を深化させ、光学レンズ研磨剤用高純度酸化鉄、オーディオ・ビデオテープなどで使われる磁性酸化鉄、複写機・プリンター向けのトナー用材料、またMLCC向け誘電体材料、LIB用材料など、先端的な材料を提供し事業拡大してきた。
同社グループは、2023年3月期末において同社、連結子会社12社、関連会社6社、及びその他の関係会社1社で構成され、連結従業員は846名となっている。
2. 事業内容
同社グループは現在、機能性顔料事業(各種顔料、環境関連材料)と電子素材事業(磁石材料、誘電体材料、軟磁性材料、LIB用材料等)の2事業で事業展開している。
2023年3月期の事業セグメント別売上構成比では機能性顔料事業が42.1%、電子素材事業が57.9%を占め、共通費控除前セグメント利益ではそれぞれ45.6%、54.4%の構成比となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘)
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