決算マイナス・インパクト銘柄 【東証スタンダード・グロース】引け後 … 三晃金、桜島埠、カナレ電気 (1月26日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証スタンダード・グロースの銘柄である。株価が決算発表前日の1月25日から26日の決算発表を経て29日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　ムラキ <7477>
　24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比5.2％減の2億3600万円に減ったが、通期計画の1億1000万円に対する進捗率が214.5％とすでに上回り、さらに5年平均の126.5％も超えた。

▲No.2　日本興業 <5279>
　24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比6.1％減の1.8億円に減り、通期計画の4.3億円に対する進捗率は43.3％にとどまり、5年平均の46.6％も下回った。

▲No.3　カナレ電気 <5819>
　23年12月期の連結経常利益は前の期比38.0％増の17.3億円に拡大したが、24年12月期は前期比20.6％減の13.8億円に減る見通しとなった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<7477> ムラキ 　　　　東Ｓ 　 -11.50 　　1/26　　　3Q　　　 -5.22
<5279> 日本興業 　　　東Ｓ　　 -5.16 　　1/26　　　3Q　　　 -6.06
<5819> カナレ電気 　　東Ｓ　　 -4.54 　　1/26　本決算　　　-20.64
<9029> ヒガシ２１ 　　東Ｓ　　 -3.14 　　1/26　　　3Q　　　 14.86
<9353> 桜島埠 　　　　東Ｓ　　 -2.90 　　1/26　　　3Q　　　 26.39

<3850> イントラマト 　東Ｓ　　 -2.76 　　1/26　　　3Q　　　-87.50
<5388> クニミネ 　　　東Ｓ　　 -1.34 　　1/26　　　3Q　　　 14.84
<7939> 研創 　　　　　東Ｓ　　 -1.10 　　1/26　　　3Q　　　-46.83
<4832> ＪＦＥシステ 　東Ｓ　　 -0.72 　　1/26　　　3Q　　　 31.86
<1381> アクシーズ 　　東Ｓ　　 -0.33 　　1/26　　上期　　　 23.43

<9701> 会舘 　　　　　東Ｓ　　 -0.25 　　1/26　　　3Q　　　407.14
<1972> 三晃金 　　　　東Ｓ　　 -0.20 　　1/26　　　3Q　　　　6.44

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした29日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース