ベクトル、今期経常を一転2％減益に下方修正、配当は1円増額

　ベクトル <6058> [東証Ｐ] が1月12日大引け後(15:00)に決算を発表。24年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比32.5％減の36.1億円に落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の72.6億円→65億円(前期は66.2億円)に10.4％下方修正し、一転して1.8％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益も従来予想の55.6億円→48億円(前年同期は31.1億円)に13.6％減額し、増益率が78.5％増→54.3％増に縮小する計算になる。

　同時に、期末一括配当を従来計画の28円→29円(前期は19円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である9-11月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比4.1％増の19.1億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の12.6％→13.6％に上昇した。

株探ニュース