新年、10万円で買える好業績・高利回り【プライム】編 ＜新春特別企画＞

　少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ＳＢＩ証券と楽天証券のネット証券大手2社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには注意が必要だ。

　東証プライム上場企業では300銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は今期の経常利益が増益を見込み、かつ配当利回りが3.5％以上の企業に注目。加えて、割安株という観点からPBR(株価純資産倍率)が理論上の解散価値である1倍を下回る銘柄に絞り込んだ。

　下表は東証プライム上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)今期経常利益が増益、(3)配当利回りが3.5％以上、(4)PBRが1倍未満――を条件に投資妙味が高まる29社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、利回り、PBRは12月29日現在)

なお、3日(水)16時00分に「新年、10万円で買える好業績・高利回り【スタンダード】編」を配信する予定です。ご期待下さい。

　　　　　　　　　　最低投資　 ┌ 経常利益┐　　配当　　　　
コード 銘柄　　　　　　 金額　増益率　　今期　利回り　　 PBR
<6472> ＮＴＮ　　　　　26000　　90.9　 23000　　3.85　　0.56
<5269> 日コン　　　　　32100　　1549　　1600　　4.05　　0.48
<8714> 池田泉州ＨＤ　　32300　　30.2　 15700　　3.87　　0.39
<5074> テスＨＤ　　　　43600　　 8.7　　6000　　3.67　　0.75
<8897> ミラースＨＤ　　46400　　 152　 12700　　5.17　　0.86

<6742> 京三　　　　　　47200　　41.6　　3800　　3.81　　0.65
<8016> オンワード　　　48100　　88.2　 10012　　3.53　　0.87
<7888> 三光合成　　　　49400　　 3.8　　3600　　3.64　　0.58
<7593> ＶＴＨＤ　　　　51700　　 1.2　 12800　　4.64　　0.85
<5020> ＥＮＥＯＳ　　　56040　　55.4　400000　　3.93　　0.54

<1887> 日本国土開発　　58600　　40.1　　6500　　4.44　　0.64
<8103> 明和産　　　　　64900　　10.4　　3500　　4.16　　0.75
<6445> ジャノメ　　　　67800　　 4.2　　2500　　3.69　　0.38
<4246> ＤＮＣ　　　　　68400　　 242　　9800　　4.39　　0.61
<7955> クリナップ　　　68500　　 1.1　　3600　　4.53　　0.45

<6306> 日工　　　　　　69300　　51.4　　1900　　4.33　　0.82
<8860> フジ住　　　　　70700　　 4.5　　6000　　3.82　　0.53
<1720> 東急建設　　　　79700　　51.4　　7600　　4.52　　0.87
<9990> サックスバー　　80500　　50.7　　4017　　3.73　　0.89
<7241> フタバ　　　　　81000　　80.2　 14000　　3.70　　0.67

<6118> アイダ　　　　　82500　　 122　　3800　　3.64　　0.62
<8070> 東京産　　　　　83700　　 4.4　　3500　　4.30　　0.78
<4188> 三菱ケミＧ　　　86400　　56.6　263000　　3.70　　0.71
<1871> ＰＳ三菱　　　　88400　　 1.3　　5700　　3.85　　0.84
<7337> ひろぎんＨＤ　　90270　　 110　 39500　　3.99　　0.55

<7820> ニホンフラ　　　90800　　22.0　　3250　　3.96　　0.66
<5976> ネツレン　　　　96200　　 6.9　　3300　　4.99　　0.58
<9788> ナック　　　　　99200　　 7.9　　3500　　4.23　　0.98
<8381> 山陰合銀　　　　99400　　 7.3　 23300　　3.62　　0.50

※単位は最低投資金額が円、経常利益が百万円、利回り、増益率が％、PBRが倍。

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