三洋化成 Research Memo(7):2024年3月期は減収減益予想。本格回復は2025年3月期を想定

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最新投稿日時:2023/12/27 12:27 - 「三洋化成 Research Memo(7):2024年3月期は減収減益予想。本格回復は2025年3月期を想定」(フィスコ)

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三洋化成 Research Memo(7):2024年3月期は減収減益予想。本格回復は2025年3月期を想定

配信元:フィスコ
投稿:2023/12/27 12:27
*12:27JST 三洋化成 Research Memo(7):2024年3月期は減収減益予想。本格回復は2025年3月期を想定 ■今後の見通し

● 2024年3月期の業績見通し
2024年3月期の連結業績予想について三洋化成工業<4471>は、2023年8月4日付で下方修正、同年11月6日付で売上高と営業利益を据え置き、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益を上方修正した。売上高が前期比8.6%減の160,000百万円、営業利益が同38.5%減の5,000百万円、経常利益が同34.5%減の6,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.0%減の5,000百万円としている。前回予想(2023年8月4日付)に対して、世界経済や為替動向の不透明感を考慮して売上高と営業利益を据え置いたが、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益については上期に計上した為替差益や投資有価証券売却益を織り込み、上方修正した。

前期比では減収減益予想としている。自動車関連の需要が回復基調であるものの、半導体・電子部品関連の回復が鈍いため、全体として下期は需要が緩やかに回復基調となることを想定するが上期の減収影響をカバーするまでには至らず、本格回復は2025年3月期を想定している。なお、上期の進捗率は売上高が49.5%、営業利益が40.4%、経常利益が76.1%、親会社株主に帰属する当期純利益が88.0%である。営業利益の進捗率が低水準だが、自動車関連の需要が回復基調であること、ナフサ価格が下落傾向でタイムラグ効果により売買スプレッド拡大要因となること、製造ライン再編などによる稼働率向上や生産性向上などの施策も進展していることなどを勘案すれば、通期会社予想の達成は可能だろうと弊社では考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

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