*15:08JST DEAR・L Research Memo(8):ROE19%超、在庫回転率300%超など高い経営効率が特長
■業績動向
2. 財務状況と経営指標
ディア・ライフ<3245>の2023年9月期末の総資産は前期末比5,257百万円増の41,714百万円と前期末から資産規模が拡大した。そのうち流動資産は5,419百万円増であり、販売用不動産が3,396百万円増加し、現金及び預金が2,175百万円増加したことが主な要因である。固定資産は162百万円減と大きな変化はなかった。
負債合計は前期末比2,353百万円増の17,551百万円となった。そのうち流動負債は572百万円増であり、支払手形及び買掛金の増加や短期借入金の増加が主な要因である。固定負債は1,782百万円増であり、不動産の仕入により長期借入金が1,437百万円、社債が360百万円それぞれ増加したことが主な要因である。有利子負債合計では2,012百万円増の13,864百万円と資金調達の順調さがうかがえる。純資産合計は同2,903百万円増の24,162百万円となった。これは、親会社株主に帰属する当期純利益を4,304百万円計上した一方で、剰余金の配当を1,894百万円行ったことなどによる。自己資金、エクイティファイナンス(2022年9月期に第三者割当型新株予約権の行使など)、金融機関からの借入をバランスよく活用し、投資機会を逃さない体制が整っているのが同社の強みとなっている。
経営指標では、流動比率790.4%と安全性の目安である200%を大きく超え、短期の安全性は非常に高い。自己資本比率も57.0%と、業界水準(不動産業は30%前後)を大きく上回っており、中長期の安全性にも秀でる。財務内容が健全なため、金融機関からの信頼が厚く、資金調達力につながっていると評価できる。効率性・収益性の観点では、ROE(自己資本当期純利益率)で19%を超え、ROA(総資産経常利益率)15%を超え、在庫回転率(売上高÷販売用不動産、仕掛含む)で300%を超えており、圧倒的な経営効率が数字の上からも証明されている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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2. 財務状況と経営指標
ディア・ライフ<3245>の2023年9月期末の総資産は前期末比5,257百万円増の41,714百万円と前期末から資産規模が拡大した。そのうち流動資産は5,419百万円増であり、販売用不動産が3,396百万円増加し、現金及び預金が2,175百万円増加したことが主な要因である。固定資産は162百万円減と大きな変化はなかった。
負債合計は前期末比2,353百万円増の17,551百万円となった。そのうち流動負債は572百万円増であり、支払手形及び買掛金の増加や短期借入金の増加が主な要因である。固定負債は1,782百万円増であり、不動産の仕入により長期借入金が1,437百万円、社債が360百万円それぞれ増加したことが主な要因である。有利子負債合計では2,012百万円増の13,864百万円と資金調達の順調さがうかがえる。純資産合計は同2,903百万円増の24,162百万円となった。これは、親会社株主に帰属する当期純利益を4,304百万円計上した一方で、剰余金の配当を1,894百万円行ったことなどによる。自己資金、エクイティファイナンス(2022年9月期に第三者割当型新株予約権の行使など)、金融機関からの借入をバランスよく活用し、投資機会を逃さない体制が整っているのが同社の強みとなっている。
経営指標では、流動比率790.4%と安全性の目安である200%を大きく超え、短期の安全性は非常に高い。自己資本比率も57.0%と、業界水準(不動産業は30%前後)を大きく上回っており、中長期の安全性にも秀でる。財務内容が健全なため、金融機関からの信頼が厚く、資金調達力につながっていると評価できる。効率性・収益性の観点では、ROE(自己資本当期純利益率)で19%を超え、ROA(総資産経常利益率)15%を超え、在庫回転率(売上高÷販売用不動産、仕掛含む)で300%を超えており、圧倒的な経営効率が数字の上からも証明されている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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