オリエンタルチエン工業、営業利益は前期比+24.1%と伸長 新型コロナ5類引き下げにより、設備投資に持ち直しの動き

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最新投稿日時:2023/12/04 19:00 - 「オリエンタルチエン工業、営業利益は前期比+24.1%と伸長 新型コロナ5類引き下げにより、設備投資に持ち直しの動き」(ログミーファイナンス)

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オリエンタルチエン工業、営業利益は前期比+24.1%と伸長 新型コロナ5類引き下げにより、設備投資に持ち直しの動き

投稿:2023/12/04 19:00

経営成績

西村武氏:みなさま、こんにちは。オリエンタルチエン工業株式会社代表取締役社長の西村でございます。本日は当社の2024年3月期の第2四半期決算概要および業績予想等につきましてご説明させていただきます。

はじめに、2024年3月期第2四半期の決算概要からご説明いたします。当第2四半期累計期間におきましては、新型コロナウイルス感染症の感染法上の分類が5類に引き下げられ、国内外にて経済活動の抑制が緩和される中、企業の生産活動や設備投資には持ち直しの動きが見られ、売上高は前年同四半期と比べ5,500万円増加し、20億1,200万円となり、全体として前期比2.8パーセントの増加となりました。

また、増収による影響で、営業利益は2,000万円増加し1億700万円、経常利益は1,200万円増加し1億2,700万円、当期純利益は1,300万円増加し8,700万円となり、いずれも前年同四半期に比べ増加しました。

セグメント別状況

次に、セグメント情報につきましてご説明いたします。まず、チェーン事業につきましては、国内販売では工作機械業界向け等一部に減少が見られましたが、当社の主力である搬送機械業界向けが大きく増加したことにより、前年同四半期に比べ1億1,200万円増加し、前年同四半期比8.2パーセントの増加となりました。

海外販売につきましては、前年好調であった北米向けが大きく減少したことにより、前年同四半期に比べ6,200万円減少し、前年同四半期比13.2パーセントの減少となりました。

金属射出成形事業につきましては、医療機器分野を中心に受注拡大を図る営業活動を行っておりますが、自動車業界向けのスポット受注がなくなったことから、前年同四半期に比べ700万円減少し、前年同四半期比6.5パーセントの減少となりました。

不動産賃貸事業につきましては、前年前同四半期に比べ1,200万円の増加となりました。

地域別状況

次に、地域ごとの情報につきましてご説明いたします。2024年3月期第2四半期の国内販売につきましては、先にも述べましたが、生産活動や設備投資の持ち直しにより、搬送機械業界向けが大きく増加し、前期比7.9パーセントの増加となりました。

海外販売につきましては、特に北米においては前期の円安の影響による駆け込み需要に伴う在庫調整が見られたことから、前年同四半期比32.8パーセントの減少となりましたが、中南米等において増加が見られ全体として13.2パーセントの減少にとどまりました。

2024年3月期第2四半期における地域別構成比につきましては、国内販売は79.8パーセント、海外販売は20.2パーセントとなりました。

キャッシュフロー

次に、キャッシュ・フローの状況につきましてご説明いたします。2024年3月期第2四半期の営業活動によるキャシュ・フローは前年同四半期に比べ400万円減少し、1億2,900万円、投資活動によるキャッシュ・フローは前年同四半期に比べ5,700万円増加し、マイナス1億1,500万円、財務活動によるキャッシュ・フローはほぼ変化はなく、マイナス3,500万円となりました。

これにより、現金及び現金同等物の期末残高は前年同四半期に比べ3,800万円減少し、2億2,900万円となりました。なお、フリー・キャッシュフローは前年同四半期に比べ5,300万円増加し、1,400万円となりました。

業績予想

続きまして、業績予想につきましてご説明いたします。2024年3月期の通期業績予想につきましては、上期好調であった一時的な受注が落ち着き、平常に戻ると予想されます。

下期においては米国の景気後退懸念や中国、欧州の景気減速、終わりの見えないロシア・ウクライナ戦争、突如再燃したパレスチナ問題等により、世界経済の雲行きは怪しく、また、円安の影響により、好調であった輸出売上高は、在庫調整等の影響によりさらに減少傾向となることが予想されます。

一方、国内売上高は種々の物価の高止まりによるコストの圧迫、原材料、副資材等の価格動向の不透明さから、先行きは厳しいと予想されますが、引き続きお客さまのニーズを最重要課題と認識し、思わしくない事業環境下であっても安定的に利益を計上できる体質にするための改善活動を継続します。

企業発展のためのさらなる基盤強化を継続的に推し進めることにより、前期と比較し売上高は1.0パーセント増加の39億4,400万円、営業利益は62.8パーセント増加の1億8,900万円、経常利益は46.5パーセント増加の2億900万円、当期純利益は50.1パーセント増加の1億4,000万円を見込んでおります。

今後の取り組み

続きまして、今後の取り組みにつきましてご説明いたします。今後の取り組みにつきましては以前からの継続となります。

1つ目はチェーン事業の営業活動強化であり、国内・海外営業共に特殊用途チェーン(オンリーワン、ナンバーワン製品)の拡販を図る、2つ目は製品品質の向上であり、特殊用途チェーンにおいて世界一の品質を追求する、3つ目は生産性の向上であり、徹底的に作業改善を推し進め、生産性を向上させる、4つ目は製造管理システムの充実であり、新製造管理システムを構築し、製造・管理コストの大幅な低減を図る、5つ目は金属射出成形事業の営業活動強化であり、医療機器メーカーへの機器向け部品の需要開拓を図る、です。

これらの取り組みを着実に実行し、売上高の増加、安定的な収益の確保を実現し、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を目指してまいります。

配当方針

最後に、当社の配当方針につきましてご説明いたします。株主さまへの利益還元は経営上の重要な政策の1つであることを認識し、会社発展のための企業強化に備える内部留保を勘案しつつ、経営状況に応じた利益配分を行う方針です。

2023年3月期において、業績の回復により財務体質の改善が進んだことから、15期ぶりに期末配当として1株当たり20円の配当を行いましたが、2024年3月期におきましては、今後の事業展開や内部留保等を総合的に判断いたしました結果、1株当たり15円の中間配当を行うこととし、効力発生日を2023年12月8日とすることを取締役会にて決議しております。

みなさまには今後ともご支援賜りますようお願い申し上げます。以上、簡単ではございますが、当社の2024年3月期第2四半期の決算説明を終了いたします。最後までご覧いただきありがとうございました。

配信元: ログミーファイナンス

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