Jストリーム Research Memo(3):「ライブ配信サービス」など3つのサービスを主力に事業を展開(1)

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最新投稿日時:2023/11/27 15:23 - 「Jストリーム Research Memo(3):「ライブ配信サービス」など3つのサービスを主力に事業を展開(1)」(フィスコ)

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Jストリーム Research Memo(3):「ライブ配信サービス」など3つのサービスを主力に事業を展開(1)

配信元:フィスコ
投稿:2023/11/27 15:23
*15:23JST Jストリーム Research Memo(3):「ライブ配信サービス」など3つのサービスを主力に事業を展開(1) ■事業内容

2. サービス内容
企業が、音楽・映画・イベント、企業説明会・株主総会、教育・研修・情報共有、販促・広告など、コンテンツの種類や配信先の端末を問わず自らインターネット配信をしようとすると、安定した運用のために大量のアクセスに耐えられる回線やサーバーを確保しなければならず、設備や人材にも多額の投資が必要となる。しかし「J-Stream Equipmedia」「J-Stream CDNext」「ライブ配信サービス」といったJストリーム<4308>の商品・サービスを利用すれば、多額の投資や運用コストをかけることなく、イベントなどで一度に数万人以上のアクセスが起こる場合でも、コンテンツを素早く安定して視聴者に届けることができる。さらに、セキュリティ機能や配信対象を限定する認証機能、デジタル著作権保護、課金決済システム、海外からのアクセスを制限できる国内外判別配信など、コンテンツを配信する際に必要となる周辺サービスも提供している。

(1) 「J-Stream Equipmedia」
同社は、コンテンツ管理やセキュリティといった配信設定、あらゆる端末で視聴可能なマルチデバイス対応、アナリティクス機能など、動画配信に必要な機能とワークフローをトータルで提供している。その中心となるのが自社開発したソフトウェアで、インターネットで動画を配信するために必要となるあらゆる機能を装備した動画配信プラットフォーム「J-Stream Equipmedia」である。国内最大級の導入実績や利用者のスキルを問わず使いやすい管理画面、多彩なライブ配信方法、他社システムと連携できる柔軟性、機能に合わせて月5万円からというリーズナブルな価格設定、高速で安定したCDNの利用など、一般企業でも手軽に動画を配信できることが特徴となっている。さらに、顧客に適したサービスの導入を支援するアカウント営業と、導入後に運用面で対応する専任スタッフが、常に一体となってサポートする安心の体制も構築している。

「J-Stream Equipmedia」のほか、特定の用途に沿った付加機能として、独自コンテンツや動画を用いた教育・研修・情報共有のための動画eラーニングを限定配信できる「J-Stream ミテシル」、インターネット番組の編成・配信に必要な機能をパッケージした「EQ Media Suite」、動画マニュアル用編集アプリと動画配信サービスがセットになった特別プラン「EQ Creativeエディション」、iPhone/iPadで撮影した映像をそのままライブ配信できるiOSアプリ「EQライブキャスト」、管理している動画を簡単にインタラクティブ動画にできる連携オプション「Tou#cheee(タッチィー)」、Salesforce(Salesforce.com)向け動画アプリ「Equipmedia動画共有ライブラリfor Salesforce」、視聴者参加の双方向型動画の制作・配信ツール「in Video」、動画とスライドを組み合わせたコンテンツを手軽に作成できるアプリ「ePreCreator」、メーカーの商品動画を国内主要ECサイトに一括掲載する「ECシンジケーション」などラインナップが多数ある。

(2) 「J-Stream CDNext」
動画や音声といったリッチコンテンツや、ゲームなど各種アプリケーションのアップデートファイルは、サイズが大きく、インターネット上で配信を行う際にネットワークに大きな負荷がかかる。特にデータが1ヶ所から配信された場合、トラフィック(通信量)が集中することでレスポンスの悪化や通信速度が低下し、時には配信停止といった事態を招くこともある。サーバーや回線を増強することで対応は可能だが、導入や運用のコストを考えると一般企業には現実的な選択肢とは言えない。こうした課題を解決したのが、配信制御可能な管理コンソールと顧客サポートをセットにした、同社が自社で構築したCDNサービス「J-Stream CDNext」である。トラフィックの増加による負荷を分散し、最短距離で高速かつ安定的にコンテンツを配信できる。

最大の特徴は、国内IDC(Internet Data Center)に分散配置した自社の配信用サーバーネットワークにある。そのほか、国産CDNならではの安定・充実のサポート体制、1,300以上のアカウント導入実績、見やすい管理画面と詳細な設定による柔軟な運営、最新の高速プログラムや高性能サーバーへの対応、サイトを高速化する動的ファイル対応、幅広いSSL※1高速処理機能なども特徴である。このためアクセスが集中して重くなりがちな動画やゲーム、インターネット通販、キャンペーンなどのコンテンツを、数万人のユーザーへ高速かつ安定して一気に配信できる。また、検索順位におけるSSLサイト優遇やATS※2対応などマーケティング対策に加え、アクセス制限・不正コピー対策などセキュリティ対策も万全である。このほか、大規模配信やグローバル配信に有効な「Lumen CDN」や、複数のCDNから最適なパフォーマンスのCDNを自動選択する「マルチCDNサービス」、Microsoft365導入企業向け社内ネットワーク負荷分散サービス「Kollective SD ECDN」、クラウド型WAF/DDoS攻撃対策のセキュリティCDNサービス「Imperva App Protect Essentials」、DNS監視/サイバーセキュリティ保険までを完備したクラウド型総合セキュリティーサービス「BLUE Sphere」など様々な周辺サービスも取り揃えている。

※1 SSL(Secure Sockets Layer):データを暗号化して、インターネット上で通信する仕組み。例えばインターネット上でクレジットカード情報や個人情報での通信に使われる。
※2 ATS(App Transport Security):iOS 9.0以降で導入された、サーバーとアプリケーション間でセキュアな通信を保証する機能。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

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