<注目銘柄>=大栄環境、再上方修正への期待大
大栄環境<9336.T>は、上期決算の発表と同時に24年3月期業績予想の上方修正を発表したが、足もとの状況から再上方修正の公算が大。業績上振れ期待を背景に、6月23日につけた年初来高値2630円更新から更なる上値を目指しそうだ。
同社は、産業廃棄物の最終処分事業からスタートし、その後収集運搬から中間処理・再資源化及び最終処分に至るまでのワンストップサービスを提供している。11月9日に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算は、営業利益が94億4900万円(前年同期比32.2%増)と上期として過去最高益で着地した。主力の廃棄物処理・資源循環事業で関西・中部地方を中心とするインフラ開発案件に伴う廃棄物処理需要を引き続き獲得できたことに加えて、継続的な内製化によるコスト削減を進めたことが寄与。土壌浄化事業は安値受注を抑制し、受入量を抑えていることから減収となったが、単価は良好な水準となっている。
上期好決算を受けて、会社側では24年3月期通期の営業利益予想を161億4000万円から185億1800万円(前期比11.4%増)へ上方修正したが、下期も廃棄物受入量の増勢が継続する見通しに加えて、単価なども保守的に想定しているとみられ、上振れの可能性が高い。24年3月期営業利益190億円弱、25年3月期同210億円弱を見込む調査機関もあり、安定した増益基調が期待されている。また、業績予想の上方修正とともに年間配当予想も34円から40円へ引き上げており、積極的な株主還元姿勢も注目したい。(仁)
出所:MINKABU PRESS
同社は、産業廃棄物の最終処分事業からスタートし、その後収集運搬から中間処理・再資源化及び最終処分に至るまでのワンストップサービスを提供している。11月9日に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算は、営業利益が94億4900万円(前年同期比32.2%増)と上期として過去最高益で着地した。主力の廃棄物処理・資源循環事業で関西・中部地方を中心とするインフラ開発案件に伴う廃棄物処理需要を引き続き獲得できたことに加えて、継続的な内製化によるコスト削減を進めたことが寄与。土壌浄化事業は安値受注を抑制し、受入量を抑えていることから減収となったが、単価は良好な水準となっている。
上期好決算を受けて、会社側では24年3月期通期の営業利益予想を161億4000万円から185億1800万円(前期比11.4%増)へ上方修正したが、下期も廃棄物受入量の増勢が継続する見通しに加えて、単価なども保守的に想定しているとみられ、上振れの可能性が高い。24年3月期営業利益190億円弱、25年3月期同210億円弱を見込む調査機関もあり、安定した増益基調が期待されている。また、業績予想の上方修正とともに年間配当予想も34円から40円へ引き上げており、積極的な株主還元姿勢も注目したい。(仁)
出所:MINKABU PRESS
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