あくまで“ポジション調整”と見るのが妥当…!? - ドル円

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最新投稿日時:2023/11/20 11:00 - 「あくまで“ポジション調整”と見るのが妥当…!? - ドル円」(武市佳史)

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あくまで“ポジション調整”と見るのが妥当…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2023/11/20 11:00

◆ さらに“下落”… - 一時“149円前半”へ


「米インフレ鈍化」への意識は継続し、「米利上げ打ち止め」への思惑はさらに拡大しました。
このため“ドル売り”がさらに進行し、米10年債利回りが“さらに低下(→4.37%)”する中で、ドル円は“149.186円”まで下落する場面が見られました。

一方で「米利下げ時期」を意識するのはまだ早いと見られることもあり、その後は米10年債利回りが“持ち直し(→4.46%)”ました。
このため“149円割れ”を示現するには至らず、一巡後は“下げ渋り”を見せながら、先週末の取引を終えています。

◆ それでも「米利下げ」の思惑は乖離している…!?


金利格差を背景にした「円キャリートレード」が膨らんでいたことを踏まえれば、“もう一段の巻き戻し(円買い戻し)”が進行する可能性はゼロとはいえません。
特に今週は「米感謝祭(23日)」を控えていますので、“ポジション調整”が進行しやすい地合いともいえます。
ただし「米利上げ打ち止め」は完全に織り込まれたものの、冒頭で記したように「米利下げ時期」については依然として未定というのが実状といえます。
特に「米利下げ」を短期市場では織り込みにかかっているのに対して、FRB要人発言はまだ“タカ派姿勢”を崩しておらず、意識の乖離が見られます。
そうなるとこの「乖離の収斂具合」がポイントとなりやすく、その結果を見るまでは「
方向感定まらず」は継続しやすい…?

繰り返しになりますが、「円キャリートレード」が膨らんでいたことを踏まえれば、“もう一段の巻き戻し(円買い戻し)”は十分に想定されるところではあります。
それでも「ドル売り=円買いではない」ということは、しっかりと認識しておきたいところです。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン

※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

152.029(+2σ、大台)
151.952(22/10/21高値、11/13高値)
151.778(11/14高値)
151.430(11/16高値、ピボット2ndレジスタンス)
151.237(+1σ)
151.000(大台)
150.867(11/13~11/17の61.8%戻し)
上値5:150.775(11/17高値)
上値4:150.546(11/13~11/17の50%戻し、日足・一目均衡表転換線、20日移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
上値3:150.351(日足・一目均衡表基準線)
上値2:150.225(11/13~11/17の38.2%戻し)
上値1:150.000(大台)
前営業日終値:149.647(週足・一目均衡表転換線、-1σ)
下値1:149.515(50日移動平均線)
下値2:149.160(11/3安値、11/17安値、10/3~11/13の61.8%押し水準)
下値3:149.004(10/31安値、9/1~11/13の38.2%押し、大台、ピボット1stサポート)
下値4:148.866(-2σ)
下値5:148.795(10/30安値)
148.509(日足・一目均衡表先行スパン上限)
148.428(10/11安値)
148.248(10/5安値、9/1~11/13の50%押し、ピボット2ndサポート)
148.163(10/10安値)
147.375(ピボットローブレイクアウト)
147.293(9/1~11/13の61.8%押し)

《10:30》

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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