“下値模索”は限定されやすく、逆に“ポジション調整”は入りやすい…!? - ドル円

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最新投稿日時:2023/11/15 11:43 - 「“下値模索”は限定されやすく、逆に“ポジション調整”は入りやすい…!? - ドル円」(武市佳史)

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“下値模索”は限定されやすく、逆に“ポジション調整”は入りやすい…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2023/11/15 11:43

◆ 「米金融引き締め長期化」後退 - “150円前半”に急反落


注目の米CPIは“弱め”となりました。

このため「米インフレ鈍化」が改めて意識される格好となり、「米金融引き締め長期化」との思惑は一気に後退しました。
米10年債利回りは“急低下(→4.42%)”する中、“22/10/21高値(151.952円)”を窺っていたドル円は、逆に“急落(→150.154円)”を演じています。

一方でこの“ドル売り”にてユーロドルが“急騰(→1.0887ドル)”する中、ユーロ円も“急上昇(163.811円)”を見せています。
このため“円売り”そのものが緩んだわけではなく、ドル円は“150円割れ”を窺うには至らず、昨日の取引を終えています。

◆ ただ“ドル買い”は後退しても、“円売り”は残る…?


昨日の米CPIは「米インフレ・ピークアウト」が再確認された格好といえますので、前記したように「米金融引き締め長期化」は後退、少なくとも「米年内利上げ」は消滅したと見られます。
ただ「米利下げ前倒し」を促すほどの内容とはいい難いだけに、それが“さらなるドル売り”につながるかといえば…?

「日銀金融緩和解除」への思惑は燻っているものの、依然として“道半ば(少なくとも来週までは行われない?)”というのが実状でもあります。
“金利選好→ドル買い”は後退したものの、「日米金利格差」を縮小させるほどではないだけに、それを背景にした“円売り”はまだ継続すると見たいところです。
つまりここからの“下値模索”は限定されやすく、逆に“ポジション調整(円売り戻し)”が入りやすい…?

◆ ドル円 抵抗・支持ライン

※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

152.300(90/7/6高値)
151.952(22/10/21高値、11/13高値、大台)
151.893(+2σ)
151.778(11/14高値)
151.396(ピボット1stレジスタンス)
上値5:151.237(11/13~11/14の61.8%戻し)
上値4:151.136(+1σ)
上値3:151.000(大台、11/13~11/14の50%戻し)
上値2:150.823(11/13~11/14の38.2%戻し)
上値1:150.533(日足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:150.393(20日移動平均線)
下値1:150.154(11/14安値、日足・一目均衡表基準線、10/3~11/13の38.2%押し水準)
下値2:150.000(大台)
下値3:149.920(11/7安値)
下値4:149.772(ピボット1stサポート)
下値5:149.643(10/3~11/13の50%押し、週足・一目均衡表転換線、-1σ)
149.273(11/6安値、50日移動平均線)
149.160(11/3安値、10/3~11/13の61.8%押し、ピボット2ndサポート)
149.004(10/31安値、9/1~11/13の38.2%押し、大台)
148.857(-2σ)
148.795(10/30安値)
148.428(10/11安値、日足・一目均衡表先行スパン上限)

《11:10》

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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