セレンＨＤ、今期経常を73％上方修正・3期ぶり最高益更新へ

　セレンディップ・ホールディングス <7318> [東証Ｇ] が11月9日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比235倍の4.6億円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の3.7億円→6.4億円(前期は3.4億円)に73.0％上方修正し、増益率が6.6％増→84.4％増に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比50.4％減の1.7億円に大きく落ち込む計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比4.6倍の3億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の2.6％→5.7％に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高は、「モノづくり事業」セグメントにおいて、上期の自動車メーカーの国内生産が想定以上に高水準で推移したことにより前回公表した予想を上方修正いたします。　営業利益につきましては、売上高の伸長により当初予想を上回る見通しです。　経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、上記に加え、取引先との間でエネルギー等のコスト増加に対応する販売価格の修正を実施したことやグループ内の資金効率化による支払利息削減等により当初予想を上回る見通しです。（注）本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、発表日現在において入手可能な情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づき作成したものであり、今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。