放れると加速する可能性…!? - ドル円

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最新投稿日時:2023/11/08 11:17 - 「放れると加速する可能性…!? - ドル円」(武市佳史)

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放れると加速する可能性…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2023/11/08 11:17

◆ さらに“巻き戻し”先行… - “150円半ば”


「米利上げ局面終了」との思惑は根強いものの、昨日は「米追加利上げの必要性」を指摘する発言が相次ぎました。

 『インフレ2%回帰に向け、さらなる取組が必要(カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁)』
 『さらなる利上げ必要になる(ボウマンFRB理事)』
 『米7-9月GDPは爆発的、今後の政策検討の上で注視(ウォラーFRB理事)』

このため“巻き戻し”が先行し、ドル円は“150.692円”へと押し戻されていきました。
一方で8-9日に予定される「パウエルFRB議長講演」を見極めたいとの思惑から、米10年債利回りは“さらに低下(→4.54%)”しています。
このため“上値模索”は加速せず、“当該水準(150円半ば)”にて昨日の取引を終えています。

◆ “巻き戻し”一巡後に迎える「パウエル発言」だけに…?


こうして“巻き戻し主体”で反発したものの、“方向感定まらず”はまだ続いていると見るのが自然です。
このため「次なる方向性」を探る展開を、本日も“150円台”にて繰り広げられると見るのが妥当なところです。
特に“巻き戻し”が入った後の発言になりますので、「米利上げ局面終了 VS 米追加利上げ」についてはさらに激化する可能性が否めない…?

テクニカル的に見ると、“11/2高値(150.923円)”が重要な上値メド、一方で“昨日安値(149.920円)”が下値メドと見るのが自然です。
果たしてどちらに放れるか…?
発言までは“膠着(揺れ動き)”が基本でしょうが、目先は放れた方向に加速する展開を想定しておきたいところです。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン

※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

152.300(90/7/6高値)
151.952(22/10/21高値、大台)
151.707(10/31高値《年初来高値》)
151.647(11/1高値)
151.536(ピボットハイブレイクアウト)
151.213(+2σ)
151.114(ピボット2ndレジスタンス)
上値5:151.000(大台)
上値4:150.923(11/2高値)
上値3:150.764(ピボット1stレジスタンス)
上値2:150.692(11/7高値、10/31~11/3の61.8%戻し)
上値1:150.604(+1σ)
前営業日終値:150.414
下値1:150.251(日足・一目均衡表転換線)
下値2:150.107(11/3~11/7の38.2%押し)
下値3:150.035(20日移動平均線、ピボット1stサポート、大台)
下値4:149.920(11/7安値、日足・一目均衡表基準線、11/3~11/7の50%押し)
下値5:149.745(11/3~11/7の61.8%押し)
149.570(ピボット2ndサポート)
149.386(-1σ)
149.273(11/6安値、ピボットローブレイクアウト)
149.160(11/3安値)
149.004(10/31安値、大台)
148.931(9/1~10/31の38.2%押し、50日移動平均線)
148.795(10/30安値、-2σ、週足・一目均衡表転換線)
148.679(10/3~10/31の61.8%押し)
148.428(10/11安値)

《10:40》

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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