◆ “思ったほどタカ派ではない”と捉えて… - “150円前半”に反落
神田財務官の『為替介入含めてスタンバイ』発言にて“151円前後”へと緩やかに下落したドル円は、そのままの状況で注目のFOMCを迎えました。
そして「2会合連続の据え置き(利上げ見送り)」は想定通りでしたが、その後のパウエルFRB議長会見は思惑を誘うものでした。
『足元の米景気動向は当初想定より強い』
『利回り上昇で利上げの必要性低下』
これを“思ったほどタカ派ではない(ハト派寄り)”と捉えたマーケットは、米10年債利回りを“さらに低下(→4.73%)”させました。
一方でNYダウは“3日続伸(+221ドル)”をもたらす中、ドル円は“150.660円”へと下落し、本日に入ってからさらに“150.295円”へと下値を拡大するに至っています。
◆ “もう一段の下値追い”は十分に想定されるが…?
米10年債利回りが“想定レンジ(4.80-5.00%)”を下方向に放れたことで、“金利選好→ドル買い”はさらに緩みつつあります。
さらに「日本3連休」を控えてていることもあり、“利益確定売り”も促されやすいと見られます。
そうなると“もう一段の下値追い”となる可能性は十分といえますが、ただ前日の「日銀会合」ならびに「為替介入実績」を踏まえれば…?
明日には「米月雇用統計」も予定されていますので、ここで「米追加利上げ」の可能性が改めて取り沙汰される可能性も残っています。
やや“上値の重さ”が先行するとは考えますが、それでも“下値の堅さ”は維持されると考えたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
153.300(90/6/29高値)
153.000(大台)
152.484(ピボットハイブレイクアウト)
152.300(90/7/6高値)
152.065(ピボット2ndレジスタンス)
151.952(22/10/21高値、大台)
上値5:151.707(10/31高値)
上値4:151.647(11/1高値)
上値3:151.497(ピボット1stレジスタンス)
上値2:151.268(+2σ)
上値1:151.000(大台)
前営業日終値:150.928
下値1:150.660(11/1安値)
下値2:150.504(+1σ、ピボット1stサポート)
下値3:150.251(10/30~10/31の50%押し、日足・一目均衡表転換線)
下値4:150.091(ピボット2ndサポート)
下値5:150.000(大台)
149.907(10/30~10/31の61.8%押し)
149.801(20日移動平均線)
149.554(日足・一目均衡表基準線、ピボットローブレイクアウト)
149.482(10/30~10/31の76.4%押し)
149.004(10/31安値、-1σ、大台)
148.931(9/1~10/31の38.2%押し)
148.795(10/30安値、週足・一目均衡表転換線)
148.679(10/3~10/31の61.8%押し)
《10:50》
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