ニッソウ Research Memo(6):収益力を強化。周辺領域でのM&A、海外進出も視野

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最新投稿日時:2023/10/11 12:06 - 「ニッソウ Research Memo(6):収益力を強化。周辺領域でのM&A、海外進出も視野」(フィスコ)

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ニッソウ Research Memo(6):収益力を強化。周辺領域でのM&A、海外進出も視野

配信元:フィスコ
投稿:2023/10/11 12:06
*12:06JST ニッソウ Research Memo(6):収益力を強化。周辺領域でのM&A、海外進出も視野 ■中長期の成長戦略

ニッソウ<1444>はKPIとして工事件数・顧客数・従業員数を設定し、これらKPIの増大によって売上高の成長を実現する考えだ。2025年7月期の工事件数目標は、2022年7月期比83.1%増の22,844件を掲げている。施策として、外装・共用部工事など対応可能な工事種目の拡大、既存顧客のニーズ深耕と提案力向上によるリピート件数の増加を引き続き推進する。新規顧客の開拓にも注力し、2025年7月期の累計顧客登録数は2022年7月期比43.7%増の3,560社を目指す。東京都を中心とした関東圏を対象に既存営業手法と広告戦略を見直し推進することで、新規顧客を開拓する考えである。加えて、新規顧客の開拓と工事件数の増加に対応できるよう、人員増強も積極的に取り組む。広報活動によってブランドイメージを向上させ、新たな人員の獲得につなげる考えだ。2025年7月期の従業員数は、2022年7月期比57人増の114人を計画している。

中長期的には、海外への進出や国内でのさらなるM&Aによる新事業領域への進出なども検討している。海外については東南アジアの高所得国を中心に、同社の原状回復ノウハウによって顧客の潜在的なニーズの掘り起こしを狙う。新事業の展開については、同社事業の周辺事業領域におけるM&Aを引き続き検討していく。2023年7月期にはヤナ・コーポレーションの子会社化、匠屋本鋪有限公司への出資などを実行しており、新事業領域への進出、海外への進出に向けて成長戦略が着実に進捗していると言えるだろう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)

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