◆ “方向感は定まらず”だが、しかし“乱高下”…
「好内容の米経済指標」「ハト派寄りのECB理事会」というのが、昨日欧州タイム以降の構図となりました。
このため積み上がっていた“ユーロ買い”が巻き戻される中、相対的に“ユーロ売り→ドル買い”が進行しました。
一方で『日銀、YCC政策の柔軟運用を検討』との報道が、NYタイム中盤に流れました。
このため「日銀政策修正期待」もにわかに再燃し、そこから“円買い戻し”も進行しました。
こうしてドル円は“乱高下(139.378円→141.318円→138.762)”を強いられ、そのまま“上値の重さ”を引きずって昨日の取引を終えています。
◆ こうした状況下、“一つの結果”が出る… - 日銀会合
こうして“方向感定まらず”は続く中、しかし“揺れ動く”はさらに加速しているのが実状といえます。
そしてそうした動きがピークを迎えるのが、本日行われる「日銀金融政策決定会合」、そしてその後に行われる「植田日銀総裁の記者会見」と見られるところです。
「許容変動幅拡大」を決定した昨年12月の時も、リーク情報が“前週末”に流れたという経緯があります。
このため「今回もリーク情報」といった声が聞こえてくる反面、今回は“前日”という時間的に余裕のないタイミングで流れた情報であっただけに、「憶測情報」といった見方も少なくありません。
このため“事実”を確認する必要があるため、その意味では発表までは“動きづらい”と見るのが自然です。
ただ昨日の動きは“ストップロス”を絡めた急落である可能性が高く、その意味では仮に修正されても「知ったら終い」となる可能性がゼロではありません。
さらに修正されたとしても、その後の会見で「政策変更ではない」と強調されれば、一転して“円売り戻し”が進行する可能性も否めないところです。
個人的には「憶測情報(変更なし)」と考えていますので、発表直後の“円売り戻し”を想定していますが、何が起こるかわからないというビッグイベントでもあります。
結果次第で“大きく揺れ動く”を認識し、しかし“予断を持たず”を意識しながら、しっかりと情勢を確認したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
143.221(6/30~7/14の76.4%戻し、+1σ)
142.997(7/10高値、大台)
142.432(ピボット2ndレジスタンス)
142.078(6/30~7/14の61.8%戻し)
141.953(7/21高値、大台)
141.814(7/24高値)
141.720(7/25高値)
141.318(7/27高値)
141.155(日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線)
141.048(日足・一目均衡表先行スパン上限、ピボット1stレジスタンス、大台)
140.887(20日/50日移動平均線)
上値5:140.710(7/21~7/27の61.8%戻し、7/27高値後の76.4%戻し)
上値4:140.327(7/21~7/27の50%戻し、7/27高値後の61.8%戻し)
上値3:140.000(大台、7/21~7/27の38.2%戻し、7/27高値後の50%戻し)
上値2:139.838(日足・一目均衡表転換線)
上値1:139.700(7/27高値後の38.2%戻し)
前営業日終値:139.548
下値1:139.000(大台)
下値2:138.821(-1σ)
下値3:138.751(7/19安値、7/27安値)
下値4:138.424(ピボット1stサポート)
下値5:138.352(7/14~7/21の76.4%押し)
138.020(月足・一目均衡表転換線、大台)
137.947(日足・一目均衡表先行スパン下限)
137.813(50週移動平均線)
137.723(7/18安値)
137.624(20週移動平均線)
137.402(100日移動平均線)
137.320(ピボット2ndサポート)
137.240(7/14安値)
137.000(大台)
136.700(200日移動平均線)
136.576(週足・一目均衡表基準線、-2σ)
136.296(5/17安値)
136.146(週足・一目均衡表先行スパン上限)
《10:45》
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