“先走り”の台頭はあるか…!? - ドル円

\ あなたにピッタリの銘柄がみつかる /

みんかぶプレミアムを無料体験!

プランをみる

最新投稿日時:2023/07/05 11:01 - 「“先走り”の台頭はあるか…!? - ドル円」(武市佳史)

お知らせ

読み込みに失敗しました。

しばらくしてからもう一度お試しください。

重要なお知らせ すべて見る

“先走り”の台頭はあるか…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2023/07/05 11:01

◆ 一時“144円前半”に押し戻されるも、基本的には“膠着”…


米国市場が休場(独立記念日)となる中、昨日のマーケットは閑散としていました。
このため動意は乏しく、ドル円は“144円半ば”での推移を強いられました。
ただし対リスク通貨(NZドル・カナダドル等)で“ドル売り”が進行したこともあり、“上値の重さ”がやや目立ったのも実状といえます。

一方で「日米金融政策の違い(金利格差)」を背景にして、“下値の堅さ”は堅持されています。
こうして変動幅が“50銭(pips)”に留まる中、上下ともに動きづらい展開、ただし“144円割れ”には至らずといった様相のまま、昨日の取引を終えています。

◆ “内容を確認したい”との思惑は台頭しやすいが…? - FOMC議事要旨


こうした中、本日は「ISM非製造業景況指数」「ADP雇用統計」、そして「FOMC議事要旨」が予定されています。
特に今回の議事要旨は『利上げを一旦スキップ』したものの『年内あと2回利上げ』が示唆された、6月会合時のものになります。
そうなると“どのような議論がなされていたのか”への関心度は高く、“内容を見極めたい”といった思惑は台頭しやすいと見るのが自然ということになります。

ただし前記“ドル売り”が先行した昨日でも、“144円割れ”には至らなかったという事実は残ります。
公表までは“様子見”となりやすく、引き続き“膠着”が基本路線ということになりそうですが、思惑が“先走り的”に台頭するようなことがあれば、やはりそれは“上方向(ドル買い)”と考えたいところです。
7月に入ってから上値を押さえられ続けている“144.70-145.00円”を窺う展開に、発展するようなことはあるか…?

◆ ドル円 抵抗・支持ライン

※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

146.937(22/11/8高値)
146.789(22/11/9高値)
146.581(22/11/10高値)
146.117(22/10/21~23/1/13の76.4%戻し、+2σ)
146.000(大台)
145.196(ピボットハイブレイクアウト)
上値5:145.116(2022/10/27安値《2022/11/10急落時のネックライン》)
上値4:145.069(6/30高値《年初来高値》、大台)
上値3:144.909(7/3高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:144.814(6/30~7/3の76.4%戻し)
上値1:144.693(7/4高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:144.462
下値1:144.311(+1σ)
下値2:144.200(7/4安値、ピボット1stサポート)
下値3:143.987(7/3安値、6/26~6/30の50%押し水準、ピボット2ndサポート、大台)
下値4:143.857(日足・一目均衡表転換線)
下値5:143.728(6/28安値、6/26~6/30の61.8%押し、ピボットローブレイクアウト)
143.597(6/20~6/30の38.2%押し)
143.287(6/27安値)
143.143(6/20~6/30の50%押し)
143.000(大台)
142.928(6/26安値)
142.775(6/9~6/30の38.2%押し)
142.644(6/23安値、6/20~6/30の61.8%押し)
142.371(20日移動平均線)
142.067(6/9~6/30の50%押し、大台)

《10:35》

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

みんかぶおすすめ