東応化など半導体材料メーカーに急騰相次ぐ、JSR買収報道受け国策の追い風意識◇
東京応化工業<4186.T>が値上がり率トップに買われているほか、大阪有機化学工業<4187.T>、トリケミカル研究所<4369.T>など半導体材料を手掛ける企業群に投資マネーが集中的に流入している。東応化は年初来高値を更新した。ここ相場の柱を担っていた生成AI関連特需で潤う半導体関連に目先利益確定の動きが出ている一方、同分野で相対的に出遅れている素材関連にマーケットの視線が集まっている。市場では「政府系ファンドの産業革新投資機構(JIC)がJSR<4185.T>を約1兆円で買収するとの報道を受け、同社株がストップ高カイ気配に買われているが、この連想で業態的に類似する半導体材料株に個人投資家を中心とした短期筋が攻勢をかけている」(中堅証券ストラテジスト)という。特に東応化は半導体フォトレジストで世界トップクラスの商品競争力を誇っており、国策に乗る銘柄としてにわかに存在感を高めている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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