*12:06JST タメニー Research Memo(6):ライフ&テック領域は婚活事業者間相互会員紹介などを展開
■タメニー<6181>の事業概要
4. ライフ&テック領域
ライフ&テック領域の主要サービスは、従来のテック領域の婚活事業者間相互会員紹介プラットフォーム「CONNECT-ship」や結婚相談所連盟「婚活アライアンスパートナーズ」の運営など、及び従来のライフスタイル領域の成婚後サポートや保険代理店などである。
「CONNECT-ship」は、日本で一番お見合いが組めるオープンなプラットフォームを目指して、2017年6月に開始した業界初、日本最大規模の婚活事業者間相互会員紹介プラットフォームである。事業者間で会員の相互紹介を行うことで出会いの機会や成婚の最大化を目指す。2023年3月期末時点の利用事業者数は結婚相談所「パートナーエージェント」を含めて12社、利用会員数は30,488名(利用事業者の総会員数は95,000名以上)で、2023年3月期のお見合い成立件数は286,593件となった。なお「CONNECT-ship」のマネタイズポイントについては、従来はお見合い成立料を得る方式だったが、2022年3月期からお見合い成立料を引き下げる一方で、新たに月額利用料を課金する方式に変更している。
従来のライフスタイル領域では、成婚後の新生活サポートサービスとして、成婚後サポート「アニバーサリークラブ」、保険相談サービス(保険代理店「Tameny×保険クリニック」)、不動産情報、ファイナンシャルプランニング等のサービスを展開し、サービス利用料や送客手数料などを得る。2020年11月には新たなサービスの創出に向けて、ファイナンシャルパートナーサービスを提供するブロードマインド(株)と業務提携した。
保険代理店「Tameny×保険クリニック」における新規保険契約証券数は、2021年3月期の317件から、2022年3月期には396件、2023年3月期には546件まで増加している。今後も、婚活領域やカジュアルウェディング領域における年間約7,400組(2023年3月期実績、婚活事業における成婚約1,600組、カジュアルウェディング事業におけるウェディングプロデュース約5,800組)の新郎新婦との接点を活用してシナジーを追求する方針だ。
5. 地方創生領域
地方創生領域は、地方自治体向け婚活支援システム「parms」の提供、地方自治体の婚活支援センター運営受託などを展開している。なお、企業向けイベントプロデュース「イベモン」については、2023年3月にブイキューブ<3681>に承継(事業譲渡)した。
地方自治体向け婚活支援システム「parms」は、自社独自開発の婚活支援システムをカスタマイズして、地方自治体が行う婚活を支援している。2023年3月期末現在の導入自治体数は11府県(契約順に福島県、京都府、埼玉県、秋田県、福井県、茨城県、宮城県、青森県、滋賀県、大分県、兵庫県)となった。システム導入都道府県(2023年5月時点で33都道府県)のうち、同社システム採用率は33.3%となる。京都府についてはAI機能を搭載した新バージョン「parms」を提供している。また、11府県のうち京都府、宮城県、滋賀県については婚活支援センター運営も受託している。さらに2023年4月には、北海道のオンライン結婚サポートセンターの委託業務を受託(業務開始は2023年6月)した。また、京都府の「きょうと婚活応援センター」運営業務等を2年連続で受託(受託期間は2023年4月1日~2024年3月31日)した。
このほかに、自治体からのイベント・セミナーの企画・開催受託も増加している。直近では2022年6月に、和歌山県の結婚支援事業企画運営業務、及び秋田県の結婚サポータースキル向上・独身者婚活力アップ支援事業を受託した。2022年9月には、ひょうご出会いサポートセンターの「公民連携出会いイベント事業」を受託した。2023年3月期のイベント・セミナー開催数は前期比6件増加の45件となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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4. ライフ&テック領域
ライフ&テック領域の主要サービスは、従来のテック領域の婚活事業者間相互会員紹介プラットフォーム「CONNECT-ship」や結婚相談所連盟「婚活アライアンスパートナーズ」の運営など、及び従来のライフスタイル領域の成婚後サポートや保険代理店などである。
「CONNECT-ship」は、日本で一番お見合いが組めるオープンなプラットフォームを目指して、2017年6月に開始した業界初、日本最大規模の婚活事業者間相互会員紹介プラットフォームである。事業者間で会員の相互紹介を行うことで出会いの機会や成婚の最大化を目指す。2023年3月期末時点の利用事業者数は結婚相談所「パートナーエージェント」を含めて12社、利用会員数は30,488名(利用事業者の総会員数は95,000名以上)で、2023年3月期のお見合い成立件数は286,593件となった。なお「CONNECT-ship」のマネタイズポイントについては、従来はお見合い成立料を得る方式だったが、2022年3月期からお見合い成立料を引き下げる一方で、新たに月額利用料を課金する方式に変更している。
従来のライフスタイル領域では、成婚後の新生活サポートサービスとして、成婚後サポート「アニバーサリークラブ」、保険相談サービス(保険代理店「Tameny×保険クリニック」)、不動産情報、ファイナンシャルプランニング等のサービスを展開し、サービス利用料や送客手数料などを得る。2020年11月には新たなサービスの創出に向けて、ファイナンシャルパートナーサービスを提供するブロードマインド(株)と業務提携した。
保険代理店「Tameny×保険クリニック」における新規保険契約証券数は、2021年3月期の317件から、2022年3月期には396件、2023年3月期には546件まで増加している。今後も、婚活領域やカジュアルウェディング領域における年間約7,400組(2023年3月期実績、婚活事業における成婚約1,600組、カジュアルウェディング事業におけるウェディングプロデュース約5,800組)の新郎新婦との接点を活用してシナジーを追求する方針だ。
5. 地方創生領域
地方創生領域は、地方自治体向け婚活支援システム「parms」の提供、地方自治体の婚活支援センター運営受託などを展開している。なお、企業向けイベントプロデュース「イベモン」については、2023年3月にブイキューブ<3681>に承継(事業譲渡)した。
地方自治体向け婚活支援システム「parms」は、自社独自開発の婚活支援システムをカスタマイズして、地方自治体が行う婚活を支援している。2023年3月期末現在の導入自治体数は11府県(契約順に福島県、京都府、埼玉県、秋田県、福井県、茨城県、宮城県、青森県、滋賀県、大分県、兵庫県)となった。システム導入都道府県(2023年5月時点で33都道府県)のうち、同社システム採用率は33.3%となる。京都府についてはAI機能を搭載した新バージョン「parms」を提供している。また、11府県のうち京都府、宮城県、滋賀県については婚活支援センター運営も受託している。さらに2023年4月には、北海道のオンライン結婚サポートセンターの委託業務を受託(業務開始は2023年6月)した。また、京都府の「きょうと婚活応援センター」運営業務等を2年連続で受託(受託期間は2023年4月1日~2024年3月31日)した。
このほかに、自治体からのイベント・セミナーの企画・開催受託も増加している。直近では2022年6月に、和歌山県の結婚支援事業企画運営業務、及び秋田県の結婚サポータースキル向上・独身者婚活力アップ支援事業を受託した。2022年9月には、ひょうご出会いサポートセンターの「公民連携出会いイベント事業」を受託した。2023年3月期のイベント・セミナー開催数は前期比6件増加の45件となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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