◆ 基本的には“動意薄”… - “141円後半”で高止まり
米国市場休場ということから、昨日は流動性が大きく低下しました。
このため動意そのものが乏しく、ドル円は東京タイムのレンジを抜け出すことはありませんでした。
一方で「年内あと2回利上げ」を背景にした“ドル買い”と、「YCC政策は当面維持」を背景にした“円売り”は、週が明けても継続しました。
このため“142円ライン”に展開する「分厚いドル売りオーダー」こそこなすには至らなかったものの、“下値の堅さ”を維持したまま、昨日の取引を終えています。
そして本日に入ってから、“142円回復(本稿執筆時の高値は142.254円)”を示現するに至っています。
◆ 金利面では“もう一段”が期待されるところだが…?
日米のみならず、日欧もしくは日英でも「金利格差拡大」が意識されているだけに、“金利選好→円売り”を背景にドル円がさらに押し上げられるという可能性は十分といえます。
ただここから先は「ドル売り(円買い)介入」を意識しながらになる中、3連休明けとなる「米国勢の動向」を見極めたいとの思惑が高まりやすいと見られます。
さらに明日には「パウエル米FRB議長・議会証言」も予定されていますので、当該内容を見極めたいとの思惑も台頭しかねないというのが実状といえます。
そうなると金利面では“さらなる上方向”が期待されるとしても、それが継続するかは些か微妙…?
場合によっては“利益確定売り→反落”を意識することにもなりかねないのが実状でもあります。
◆ ただハードルは高い…!? - オーダー状況
“142円ライン”は突破したものの、“142円半ば”に再び「ドル売りオーダー」がかなりの規模で待ち構えているとも聞き及びます。
日米金利格差を背景にした“円売り”が意識されやすいのは事実ではありますが、オーダー状況的にはやはり“上値の重さ”を意識すべき局面と見たいところです。
もっともあくまでも“目先”に関してであり、“崩れる”とは思っていませんが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
145.000(大台)
144.000(大台)
上値5:143.000(大台)
上値4:142.722(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:142.480(22/11/11高値、22/10/21~23/1/16の61.8%戻し)
上値2:142.358(ピボット2ndレジスタンス)
上値1:142.214(22/11/22高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:141.979(大台、+2σ)
下値1:141.614(ピボット1stサポート)
下値2:141.439(6/19安値)
下値3:141.250(ピボット2ndサポート)
下値4:141.176(6/16~6/19安値後の38.2%押し)
下値5:141.000(大台、+1σ、ピボットローブレイクアウト)
140.924(6/16~6/19安値後の50%押し)
140.758(6/9~6/19の38.2%押し)
140.671(6/16~6/19安値後の61.8%押し)
140.377(6/9~6/19の50%押し)
140.433(週足・一目均衡表先行スパン上限、日足・一目均衡表転換線)
140.108(20日移動平均線、大台)
139.996(6/9~6/19の61.8%押し、大台)
139.854(6/16安値)
139.589(月足・一目均衡表転換線)
139.285(6/14安値)
《10:55》
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