*12:11JST テクマト Research Memo(11):中期経営計画は最終年度の業績も当初目標から上振れて着地する見通し
■テクマトリックス<3762>の今後の見通し
2. 中期経営計画「BEYOND THE NEW NORMAL」の進捗状況
(1) 基本方針と戦略
2022年3月期からスタートした3ヶ年の中期経営計画「BEYOND THE NEW NORMAL」では、デジタル化への急激なシフトと産業構造の劇的な変化を新たな成長機会と捉え、社会にとって必要不可欠な領域に向けた事業を加速し、社会課題を解決するためのサービス提供を通じて、持続可能な社会の創造に貢献することを基本方針に掲げた。
コンテンツ戦略として「取扱製品の拡大・新規サービスの立ち上げ」「サービス化の加速(サービス比率拡大)」「データの利活用(AIの利用を含む」を、外部戦略として「多様なアライアンス・M&A(既存事業の拡充と新規事業の創出)」「海外市場での事業の拡大」を、内部戦略として「グループ間連携の強化によるシナジーの創出」「人材育成/組織開発(ダイバーシティの推進含む)」をそれぞれ重点テーマに掲げ、取り組みを推進してきた。2期目を終わった段階での進捗状況は、「海外市場での事業の拡大」がコロナ禍の影響もあってやや遅れているが、そのほかのテーマについてはおおむね順調に進んでいるものと弊社では見ている。
(2) 経営数値目標
中期経営計画の最終年度となる2024年3月期の経営数値目標について、旧PSPを連結化したことにより2022年5月に上方修正したが、2023年3月期の業績が当初計画を上回ったこともあって、再度上方修正した。具体的には、売上収益で前回修正目標値を3,500百万円上回る49,500百万円、営業利益で同200百万円上回る5,300百万円とした。3年間の年平均成長率は売上収益で17.0%、営業利益で13.9%となる。
事業セグメント別で見ると、情報基盤事業については同社が強みを有するクラウド型セキュリティ対策製品の需要が、大企業だけでなく中堅企業や自治体まで裾野が広がってきたことにより、売上収益で32,260百万円と前回修正値に対して3,260百万円上方修正した。営業利益は円安による仕入原価高の影響などを考慮して同200百万円減額の3,400百万円とした。ただ、売上収益を含めて保守的な印象が強く、上振れ余地はあると弊社では見ている。
アプリケーション・サービス事業及び医療システム事業の合算値については、売上収益で17,240百万円、営業利益で1,900百万円と前回修正値に対して売上収益で240百万円、営業利益で400百万円の上方修正となっている。前回修正値からの上方修正要因としては、医療システム事業の収益がクラウドシフトの遅れで、当初の計画よりも上振れする見込みになったためと考えられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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2. 中期経営計画「BEYOND THE NEW NORMAL」の進捗状況
(1) 基本方針と戦略
2022年3月期からスタートした3ヶ年の中期経営計画「BEYOND THE NEW NORMAL」では、デジタル化への急激なシフトと産業構造の劇的な変化を新たな成長機会と捉え、社会にとって必要不可欠な領域に向けた事業を加速し、社会課題を解決するためのサービス提供を通じて、持続可能な社会の創造に貢献することを基本方針に掲げた。
コンテンツ戦略として「取扱製品の拡大・新規サービスの立ち上げ」「サービス化の加速(サービス比率拡大)」「データの利活用(AIの利用を含む」を、外部戦略として「多様なアライアンス・M&A(既存事業の拡充と新規事業の創出)」「海外市場での事業の拡大」を、内部戦略として「グループ間連携の強化によるシナジーの創出」「人材育成/組織開発(ダイバーシティの推進含む)」をそれぞれ重点テーマに掲げ、取り組みを推進してきた。2期目を終わった段階での進捗状況は、「海外市場での事業の拡大」がコロナ禍の影響もあってやや遅れているが、そのほかのテーマについてはおおむね順調に進んでいるものと弊社では見ている。
(2) 経営数値目標
中期経営計画の最終年度となる2024年3月期の経営数値目標について、旧PSPを連結化したことにより2022年5月に上方修正したが、2023年3月期の業績が当初計画を上回ったこともあって、再度上方修正した。具体的には、売上収益で前回修正目標値を3,500百万円上回る49,500百万円、営業利益で同200百万円上回る5,300百万円とした。3年間の年平均成長率は売上収益で17.0%、営業利益で13.9%となる。
事業セグメント別で見ると、情報基盤事業については同社が強みを有するクラウド型セキュリティ対策製品の需要が、大企業だけでなく中堅企業や自治体まで裾野が広がってきたことにより、売上収益で32,260百万円と前回修正値に対して3,260百万円上方修正した。営業利益は円安による仕入原価高の影響などを考慮して同200百万円減額の3,400百万円とした。ただ、売上収益を含めて保守的な印象が強く、上振れ余地はあると弊社では見ている。
アプリケーション・サービス事業及び医療システム事業の合算値については、売上収益で17,240百万円、営業利益で1,900百万円と前回修正値に対して売上収益で240百万円、営業利益で400百万円の上方修正となっている。前回修正値からの上方修正要因としては、医療システム事業の収益がクラウドシフトの遅れで、当初の計画よりも上振れする見込みになったためと考えられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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