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最新投稿日時:2023/05/12 10:19 - 「豪ドル/NZドル、もう一段の下値切り下げを模索!」(津田隆光)

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豪ドル/NZドル、もう一段の下値切り下げを模索!

著者:津田隆光
投稿:2023/05/12 10:19

上値の重い相場付きが継続しそう

豪ドル/NZドル・日足・複合チャート
豪ドル/NZドル・日足・複合チャート出所:マネースクエアFXチャート

【注目ポイント】「1.05850NZドル」割れとなるか否か
【シナリオ①】同レート割れ不達なら、「1.07500NZドル」付近までの戻りも
【シナリオ②】同レート割れ示現なら、「1.05000NZドル」付近までの下落を想定
【当面の“主戦場”(コアレンジ)】「1.05000~1.07500NZドル」


豪ドル/NZドルの注目ポイントとしていた「1.07700NZドル超え成否」。ここもとの動きは、「(同レート付近での)上値抑制」→「段階的な下値切り下げ」となり、11日には一時先月5日以来の安値となる「1.06051NZドル」まで下落する展開となっています。


上図にある各メルクマールを見てみると、1) 21日MA(移動平均線)がやや右肩下がりになりつつあること、2) 遅行スパンがローソク足と絡み合う状態(上図黄色丸印)になっていること、3) ローソク足の上方に赤色雲(=抵抗帯、先行スパン)およびパラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)があること、そして4) DMI(方向性指数)で-DI>+DIの乖離が拡大し、ADXが右肩上がりでの推移(上図青色点線丸印)になっていることから、現在の豪ドル/NZドル・日足チャートはレンジ相場を形成する中で、もう一段の下値切り下げを模索するチャート形状であると判断します。


そんな中、喫緊の注目ポイントは・・・先月5日に付けた直近安値レートである「1.05850NZドル」(上図黄色矢印および黒色線)割れとなるか否か。

筆者が予想する今後のシナリオは以下の通りです。(シナリオ①、②)


[シナリオ①]
これからの時間にかけて「1.05850NZドル」割れが不達(=下値サポート示現)となった場合は、「下値固め」→「戻りフロー」となる可能性も。当該ケースでは、「下降バンドウォーク崩れ」や「遅行スパンの“逆転フェイク(ダマし)”」、そして「-DI>+DIの乖離縮小」なども伴いながら、約1カ月間における市場参加者の平均コストを示す21日MAをメドとする「1.07500NZドル」(上図Ⓐ赤色線)付近までの戻りも視野に入れるべきでしょう。

[シナリオ②]
一方で、「1.05850NZドル」を終値ベースで割り込んだ場合は、「直近安値レート割れ」→「もう一段の下押し」となりそうです。当該ケースでは、「下降バンドウォークの継続」や「遅行スパンの“逆転”示現」、そして「-DI>+DIのさらなる乖離拡大」なども伴いながら、昨年12月16日に付けた安値水準であり、心理的な節目でもある「1.05000NZドル」(上図Ⓑ水色線)付近までの下落を想定すべきでしょう。


上記シナリオ①および②を概括すると、今後の豪ドル/NZドルについては、上値の重い相場付きが継続する中、「1.05000~1.07500NZドル」を当面※の“主戦場”(コアレンジ)とする動きとなりそうです。(※ここでの「当面」は、1~2週間のスパンを想定しています。)

津田隆光
マネースクエア チーフマーケットアドバイザー
配信元: 達人の予想

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