決算マイナス・インパクト銘柄 【東証プライム】引け後 … ルネサス、第一三共、日立 (4月27日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証プライムの銘柄である。株価が決算発表前日の4月26日から27日の決算発表を経て28日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　Ｖコマース <2491>
　23年12月期の連結経常利益を従来予想の70億円→47億円(前期は83.1億円)に32.9％下方修正し、減益率が15.9％減→43.5％減に拡大する見通しとなった。

▲No.2　トーメンデバ <2737>
　23年3月期の連結経常利益は前の期比22.3％減の65.8億円になり、24年3月期も前期比16.5％減の55億円に減る見通しとなった。

▲No.3　岡三 <8609>
　23年3月期の連結経常利益は前の期比93.9％減の4.2億円に大きく落ち込んだ。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<2491> Ｖコマース 　　東Ｐ 　 -23.99 　　4/27　　　1Q　　　-38.77
<2737> トーメンデバ 　東Ｐ 　 -11.64 　　4/27　本決算　　　-16.53
<8609> 岡三 　　　　　東Ｐ　　 -8.19 　　4/27　本決算　　　　　－
<6755> 富士通ゼ 　　　東Ｐ　　 -6.30 　　4/27　本決算　　　 20.47
<2760> 東エレデバ 　　東Ｐ　　 -5.60 　　4/27　本決算　　　 -3.83

<6592> マブチ 　　　　東Ｐ　　 -5.20 　　4/27　　　1Q　　　-17.77
<4063> 信越化 　　　　東Ｐ　　 -4.85 　　4/27　本決算　　　　　－
<4348> インフォコム 　東Ｐ　　 -4.09 　　4/27　本決算　　　 10.53
<7148> ＦＰＧ 　　　　東Ｐ　　 -3.76 　　4/27　　上期　　　 74.85
<4812> ＩＳＩＤ 　　　東Ｐ　　 -3.73 　　4/27　　　1Q　　　　8.44

<3092> ＺＯＺＯ 　　　東Ｐ　　 -2.86 　　4/27　本決算　　　　5.79
<8015> 豊田通商 　　　東Ｐ　　 -2.09 　　4/27　本決算　　　　　－
<9081> 神奈交 　　　　東Ｐ　　 -1.54 　　4/27　本決算　　　 -2.85
<6501> 日立 　　　　　東Ｐ　　 -1.33 　　4/27　本決算　　　-14.02
<4568> 第一三共 　　　東Ｐ　　 -1.32 　　4/27　本決算　　　　6.42

<5857> アサヒＨＤ 　　東Ｐ　　 -1.14 　　4/27　本決算　　　 15.25
<9795> ステップ 　　　東Ｐ　　 -1.12 　　4/27　　上期　　　 11.91
<6702> 富士通 　　　　東Ｐ　　 -0.91 　　4/27　本決算　　　　　－
<6861> キーエンス 　　東Ｐ　　 -0.83 　　4/27　本決算　　　　　－
<3636> 三菱総研 　　　東Ｐ　　 -0.50 　　4/27　　上期　　　 -1.76

<9505> 北陸電 　　　　東Ｐ　　 -0.47 　　4/27　本決算　　　　　－
<8613> 丸三 　　　　　東Ｐ　　 -0.24 　　4/27　本決算　　　　　－
<6723> ルネサス 　　　東Ｐ　　 -0.14 　　4/27　　　1Q　　　 62.25

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした28日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。

株探ニュース