三機工、前期経常を11％下方修正、配当は5円増額（訂正）

　三機工業 <1961> [東証Ｐ] が4月28日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の70億円→62.4億円(前の期は98.1億円)に10.9％下方修正し、減益率が28.7％減→36.4％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の77.5億円→69.9億円(前年同期は85億円)に9.8％減額し、減益率が8.9％減→17.8％減に拡大する計算になる。

　同時に、前期の年間配当を従来計画の70円→75円(前の期は85円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高につきましては、工事進捗が次期（2023年度）にずれたこと等により、前回予想を下回る見込みであります。利益面につきましては、減収の影響等により営業利益及び経常利益は前回予想を下回る見込みであるものの、資本効率の向上と財務体質の強化を目的とした政策保有株式の見直しに伴い特別利益に投資有価証券売却益を計上した影響等により、親会社株主に帰属する当期純利益及び当期純利益は概ね前回予想どおり推移しました。なお、通期の連結受注高は前回予想2,200億円を上回る2,280億円となる見込みであり、豊富な繰越工事高を確保しております。（注）上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。