*12:41JST エルテス---23年2月期は2ケタ増収、全てのセグメントで売上高が増加
エルテス<3967>は14日、2023年2月期連結決算を発表した。売上高が前期比74.7%増の46.85億円、EBITDAは同80.1%増の4.46億円、営業利益が同152.0%増の2.02億円、経常利益が同52.8%増の1.43億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同70.7%減の0.37億円となった。既存事業の伸長、M&Aなどが売上高、EBITDA、営業利益の業績予想達成に貢献した。一方で、M&Aに関する支払手数料や投資有価証券売却損などが経常利益、当期純利益に影響を与えた。
デジタルリスク事業の売上高は前年同期比23.4%増の23.74億円、セグメント利益は同23.0%増の8.83億円となった。「ソーシャルリスク対策」については、リスク検知時の初動対応コンサルティングを含むWebリスクモニタリングを主力サービスとして提供している。IPO検討企業や既存コンテンツへのリスク対策など、多種多様な課題解決を目的に活用が進んでいる。また、社内規程作成支援や従業員向け研修の提供など、幅広い形で企業のSNSリスク対策サービスを支援した。「インターナルリスク対策」については、営業秘密等の機密情報持ち出し対策や、経済安全保障の観点による情報管理強化支援を目的に製造業・金融業を中心に新規導入が進んだ。
AIセキュリティ事業の売上高は同84.5%増の13.34億円、セグメント損失は0.34億円(前年同期は0.52億円の損失)となった。AIKの主要サービスである「AIK order」については、登録者数拡大が続いており、2023年2月には導入警備会社の対応可能地域が全国47都道府県全てを網羅した。建設業や小売店を依頼者としたマッチングによる案件成約事例も増加しており、既存サービスの改善活動やカスタマーサクセス活動の成果に繋がっている。また、PMI推進本部を中心に、警備事業を提供するAnd Security、ISA、SSSの新規営業体制強化に取り組んでおり、新規案件受注という成果にも繋がっている。一方で、M&A諸費用やデジタルプロダクトの開発投資などがセグメント別営業利益に影響を与えた。
DX推進事業の売上高は同2,619.6%増の10.37億円、セグメント損失は0.84億円(同0.65億円の損失)となった。行政の住民サービスのデジタル化支援では、住民総合ポータルアプリや健康増進アプリなどの提供に注力した。2022年12月には宮崎県延岡市のポータルアプリのサービス提供が開始となり、2023年1月には熊本県長洲町と包括連携協定を締結するなど、着実に事業を前進させている。GloLingは、事業体制と戦略を明確化し、売上高の拡大に繋がった。それらを受けて、第4四半期においては、セグメント別で黒字化を達成した。一方で、M&A諸費用などがセグメント別営業利益に影響を与えた。
2024年2月期通期については、売上高が前期比28.1%増の60.00億円、EBITDAが同34.3%増の6.00億円、営業利益が同48.1%増の3.00億円、経常利益が同73.9%増の2.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同297.3%増の1.50億円を見込んでいる。
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デジタルリスク事業の売上高は前年同期比23.4%増の23.74億円、セグメント利益は同23.0%増の8.83億円となった。「ソーシャルリスク対策」については、リスク検知時の初動対応コンサルティングを含むWebリスクモニタリングを主力サービスとして提供している。IPO検討企業や既存コンテンツへのリスク対策など、多種多様な課題解決を目的に活用が進んでいる。また、社内規程作成支援や従業員向け研修の提供など、幅広い形で企業のSNSリスク対策サービスを支援した。「インターナルリスク対策」については、営業秘密等の機密情報持ち出し対策や、経済安全保障の観点による情報管理強化支援を目的に製造業・金融業を中心に新規導入が進んだ。
AIセキュリティ事業の売上高は同84.5%増の13.34億円、セグメント損失は0.34億円(前年同期は0.52億円の損失)となった。AIKの主要サービスである「AIK order」については、登録者数拡大が続いており、2023年2月には導入警備会社の対応可能地域が全国47都道府県全てを網羅した。建設業や小売店を依頼者としたマッチングによる案件成約事例も増加しており、既存サービスの改善活動やカスタマーサクセス活動の成果に繋がっている。また、PMI推進本部を中心に、警備事業を提供するAnd Security、ISA、SSSの新規営業体制強化に取り組んでおり、新規案件受注という成果にも繋がっている。一方で、M&A諸費用やデジタルプロダクトの開発投資などがセグメント別営業利益に影響を与えた。
DX推進事業の売上高は同2,619.6%増の10.37億円、セグメント損失は0.84億円(同0.65億円の損失)となった。行政の住民サービスのデジタル化支援では、住民総合ポータルアプリや健康増進アプリなどの提供に注力した。2022年12月には宮崎県延岡市のポータルアプリのサービス提供が開始となり、2023年1月には熊本県長洲町と包括連携協定を締結するなど、着実に事業を前進させている。GloLingは、事業体制と戦略を明確化し、売上高の拡大に繋がった。それらを受けて、第4四半期においては、セグメント別で黒字化を達成した。一方で、M&A諸費用などがセグメント別営業利益に影響を与えた。
2024年2月期通期については、売上高が前期比28.1%増の60.00億円、EBITDAが同34.3%増の6.00億円、営業利益が同48.1%増の3.00億円、経常利益が同73.9%増の2.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同297.3%増の1.50億円を見込んでいる。
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