紀文食品 Research Memo(4):国内食品事業、海外食品事業、食品関連事業を展開(2)

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最新投稿日時:2023/03/31 14:04 - 「紀文食品 Research Memo(4):国内食品事業、海外食品事業、食品関連事業を展開(2)」(フィスコ)

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紀文食品 Research Memo(4):国内食品事業、海外食品事業、食品関連事業を展開(2)

配信元:フィスコ
投稿:2023/03/31 14:04
*14:04JST 紀文食品 Research Memo(4):国内食品事業、海外食品事業、食品関連事業を展開(2) ■紀文食品<2933>の事業概要

(3) 製造
創業者の「お客さまに少しでも良いものを新鮮なうちにお届けしたい」という精神は製造でも基盤となっている。同社は、短時間で高品質の商品を製造する技術や、在庫を持たず新鮮な原材料で製造する技術によって独自の設備開発を推進してきた。製造設備が多岐にわたると管理が難しくなるが、同社は商品を製造する「製造ライン」、製造ラインの点検・整備を行う「設備保全担当」、品質向上のため検査・分析を行う「品質管理担当」、商品の出荷や物流管理を行う「生産調整」が一体となった体制を構築している。

(4) 物流システム
創業者の「お客さまに少しでも良いものを新鮮なうちにお届けしたい」という精神を基盤に、同社は全国配送のチルド物流システムを構築している。1972年に日本初の低温物流センターを開設して以来、集荷・仕分け・ピッキング・配送の全工程での低温度管理を実現しており、同社の強みとなっている。物流事業を展開する食品関連事業は、同業他社や大手コンビニエンスストアなどの大企業が顧客となっており、信頼を得ている。

(5) 販売力
同社商品の販売先は、スーパーマーケットやコンビニエンスストアといった小売が約80%を占める。同社は小売との直接取引を推進し、データに基づいた売り場提案、棚割提案、メニュー提案などのセールスプロモーション活動を積極的に展開している。これらの活動は小売との信頼関係につながっており、同社の強みとなっている。一方、同社は発祥の地である築地に直営店「築地総本店」で商品を販売し、開発に生かしている。近年ではオンラインショップの運営やSNSを活用した販売促進にも注力しており、「糖質0g麺」やキャラクター蒲鉾、正月商品などのヒットにつながっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

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配信元: フィスコ

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