◆ ようやく“リスク回避”は緩み… - “132円台”回復
米・欧金融システムに対する“信用不安”はようやく緩みつつあり、“リスク回避姿勢”も後退しつつあります。
このため株高・債券安(利回り上昇)が進行する中、一時“130円半ば”へと押し下げられたドル円は“反発(→132.625円)”しています。
一方で「FOMC」を翌日に控える状況下、“積極的なポジション形成”は手控えられており、“上値の重さ”を引きずっているのが実状といえます。
◆ ただ「FOMC」を控えているだけに…?
こうした中、いよいよ本日はその「FOMC」を迎えます。
「0.25%利上げ」の確率が金利先物ではすでに“90%弱”織り込まれていますので、ポイントとなるのは「金利見通し(ドットチャート)」「パウエルFRB議長会見」と見られます。
ただし「据え置き」だけでなく、“信用不安”への配慮から「0.25%利下げ」との見方も一部では囃されていますので、「蓋を開けるまではわからない」というのが実状なのかもしれません。
◆ それでも“もう一段の上値模索”は意識されやすい…!?
もっとも連日の記載になりますが、世界中の金融当局の対応は“早急”かつ“矢継ぎ早”という状況になります。
このため“リスク回避姿勢”が継続的に台頭する可能性は低く、仮に台頭するようなことがあっても自ずと“下値は限定的”になりやすい…?
そうなると「景気悪化」ではなく、より「インフレ高騰」を抑制しにかかる可能性は高い…?
後は「結果次第」ということになりますが、個人的には“もう一段の上値模索”がやや優勢な展開を想定したいところです。
繰り返しになりますが、「結果次第」という点は何ら変わることはありませんが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※FOMCが予定されていますので、さらに値幅を拡大しております。
135.102(3/15高値、3/8~3/20の61.8%戻し)
135.000(大台)
134.806(100日/20日移動平均線)
134.643(ピボットハイブレイクアウト)
134.226(3/8~3/20の50%戻し、日足・一目均衡表基準線)
134.000(大台)
133.822(3/16高値、20週移動平均線)
133.718(3/17高値、日足・一目均衡表転換線)
133.634(ピボット2ndレジスタンス)
上値5:133.357(3/8~3/20の38.2%戻し)
上値4:133.000(大台、-1σ、週足・一目均衡表転換線、ピボット1stレジスタンス)
上値3:132.703(日足・一目均衡表先行スパン上限)
上値2:132.646(3/20-21高値)
上値1:132.552(50日移動平均線)
前営業日終値:132.474
下値1:132.000(大台)
下値2:131.830(3/20~3/21の38.2%押し)
下値3:131.585(3/20~3/21の50%押し)
下値4:131.465(ピボット1stサポート)
下値5:131.339(3/20~3/21の61.8%押し)
131.207(-2σ)
131.036(3/21安値、大台)
130.544(3/20安値)
130.456(ピボット2ndサポート)
130.207(日足・一目均衡表先行スパン下限)
130.000(大台)
128.876(ピボットローブレイクアウト)
《10:30》
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