◆ “リスク回避姿勢”もようやく緩み… - “134円台”に反発
やはり“賞味期限切れ”…?
「米SVB破綻」を背景にした“リスク回避姿勢”は、ようやく緩みました。
また注目の「米CPI」は“事前予想通り(前月比+0.4%/前年比6.0%)”となったものの、「インフレ顕在化」を示す内容でした。
これは“(FRBの)タカ派姿勢”を裏付ける格好となり、一旦織り込まれつつあった「米3月据え置き」は後退、「米3月0.25%利上げ」を改めて織り込みにかかる相場付きとなっています。
こうして米10年債利回りは“緩やかに上昇(3.4%→3.6%)”を見せる中、ドル円は“134.895円”へと反発しています。
◆ まだ払拭されたわけではないが…?
もっとも「信用不安」への警戒感が払拭されたわけではありませんので、あくまで“ポジション調整”と見るのが事前な状況でもあります。
特に“心理的な節目(135円ライン)”もまだ回復していませんので、これで“底打ち→反発”と見るのは些か早計といわざるを得ないのが実状といえます。
◆ それでも“下値は堅い”との意識は残る…!?
“日足・一目均衡表の分厚い雲(本日は130.743-133.558円)”に阻まれた後の反発になりますので、テクニカル的には“下値の堅さ”が意識される可能性は残ります。
また一時台頭していた「米3月0.50%利上げ」から見れば“ハト派寄り”ですが、直近の「米3月据え置き」から見ると“タカ派寄り”でもあります。
本日は「米小売売上高&PPI」が予定されていますので、発表までは“結果次第→一旦利益確定売り→上値が重い”といった面は否めませんが、それでも以前ほどの“ドル買い”ではなくとも、方向感は“上方向”と見たいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
136.000(大台)
135.922(ピボット2ndレジスタンス)
135.867(週足・一目均衡表先行スパン上限)
135.757(3/8~3/13の61.8%戻し、20週移動平均線)
135.584(100日/50週移動平均線)
135.415(20日移動平均線)
上値5:135.094(3/8~3/13の50%戻し、日足・一目均衡表転換線、ピボット1stレジスタンス)
上値4:135.004(3/13高値、大台)
上値3:134.895(3/14高値)
上値2:134.550(3/14高値後の61.8%戻し)
上値1:134.443(3/14高値後の50%戻し)
前営業日終値:134.240(-1σ)
下値1:134.000(大台)
下値2:133.858(日足・一目均衡表基準線)
下値3:133.558(日足・一目均衡表先行スパン上限)
下値4:133.213(ピボット1stサポート)
下値5:133.027(3/14安値、-2σ、大台)
132.578(50日移動平均線、週足・一目均衡表転換線)
132.280(3/13安値)
132.186(ピボット2ndサポート)
132.000(大台)
131.506(2/14安値)
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