日理化、今期経常を一転赤字に下方修正、配当も無配転落

　新日本理化 <4406> [東証Ｓ] が2月9日大引け後(15:40)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比64.0％減の2.6億円に大きく落ち込んだ。
　併せて、通期の同損益を従来予想の5億円の黒字→2億円の赤字(前期は15.8億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の4.3億円の黒字→2.6億円の赤字(前年同期は10.8億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

　業績悪化に伴い、従来5円を計画していた期末一括配当を見送り、4期ぶりに無配転落(前期は5円)とする方針とした。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比9.1％減の2億円に減り、売上営業損益率は前年同期の2.4％→-0.2％に悪化した。

株探ニュース