ジェネパ Research Memo（9）：2022年10月期に初配当を実施

■株主還元策

ジェネレーションパス<3195>は2022年10月期において、初配当を実施した。株主還元における新たな基本方針として、健全な企業活動による利益の確保と拡大を目指し、安定した収益に基づき、将来の事業展開に備えた内部留保を確保しつつその一部を配当として株主に還元する。配当金については、連結経常利益300百万円以上を達成した場合に実施することを基本とする。また、配当は原則として中間配当及び期末配当の年2回実施することとしている。

2022年10月期の期末配当金は、1株につき9円の普通配当を実施した。2023年10月期の配当については、配当政策の基本方針に基づいて連結経常利益の進捗状況を基に検討し、今後の資金需要動向とキャッシュ・フローの状況とを勘案して株主配当の水準を決定する予定となる。

為替相場の変動やエネルギー・原材料の高騰等激しい状況下のほか、コロナ禍による影響がいまだ不確実性を伴うものの、青島新綻紡貿易及びジェネパベトナムの稼働率向上に加え、消費者の多様化するニーズに最大限対応する製品投入、さらに「イエコレクション」の順調な伸びや新たなWebメディアとして立ち上げた「プレゼントコレクション」の早期収益化によって、2023年10月期の経常利益300百万円超の達成は可能と弊社では考えており、連続配当の実施が期待される。

（執筆：フィスコアナリスト　村瀬智一）

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