<動意株・2日>(前引け)=中部鋼鈑、大塚商会、クリングル
中部鋼鈑<5461.T>=破竹の7連騰。2000円大台ラインを突破し約17年ぶりの高値をつけた。株価はきょうの高値まで7営業日でほぼ40%に達する上昇率となっている。産業機械や工作機械向けを主力に厚板を製造販売するが、国内最大級の電炉を有していることが強みとなっている。旺盛な設備投資需要が追い風となっているほか、製品価格を引き上げる一方で鉄スクラップ価格が下落し利ザヤが拡大している。そうしたなか、同社は1日取引終了後に23年3月期の業績予想の修正を発表した。トップラインは減額したものの、営業利益は従来予想の94億円から114億円(前期比2.1倍)に増額修正し、これが材料視された。更に今期の年間配当も従来計画の70円から95円(前期実績は43円)に大幅増額。前期比で倍増以上となり、配当利回りも前日終値換算で5%を超える水準まで上昇しており、株価を強く刺激する格好となった。
大塚商会<4768.T>=大幅高。1日の取引終了後、22年12月期の連結決算の発表にあわせ、23年12月期の業績予想を開示した。営業利益が前期比7.0%増の586億円を計画するほか、年間配当予想は同5円増配の130円に設定した。これらを好感した買いが入ったようだ。売上高は同4.6%増の9010億円を見込む。企業のデジタル化の推進や、インボイス制度への対応など、IT投資は底堅く推移すると予想。システムインテグレーション事業とサービス&サポート事業の両事業で増収を見込む。
クリングルファーマ<4884.T>=物色人気にストップ高。同社は1日の取引終了後、慶応大学医学部の研究グループと進める慢性期完全脊髄損傷に対する複合治療に関し、共同研究の成果が国際学術雑誌のオンライン版に論文掲載されたと発表した。これを材料視した買いが入ったようだ。1月26日に「Biomaterials(バイオマテリアルズ)」のオンライン版に論文が掲載された。慶大の保有するiPS細胞由来神経幹/前駆細胞と、クリングルが開発するHGF及びスキャフォールド(足場基材)の併用療法に関する今回の研究成果は、これまで最も回復が困難と考えられていた慢性期完全脊髄損傷に対する革新的な治療法の確立につながる重要な一歩になるとしている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
大塚商会<4768.T>=大幅高。1日の取引終了後、22年12月期の連結決算の発表にあわせ、23年12月期の業績予想を開示した。営業利益が前期比7.0%増の586億円を計画するほか、年間配当予想は同5円増配の130円に設定した。これらを好感した買いが入ったようだ。売上高は同4.6%増の9010億円を見込む。企業のデジタル化の推進や、インボイス制度への対応など、IT投資は底堅く推移すると予想。システムインテグレーション事業とサービス&サポート事業の両事業で増収を見込む。
クリングルファーマ<4884.T>=物色人気にストップ高。同社は1日の取引終了後、慶応大学医学部の研究グループと進める慢性期完全脊髄損傷に対する複合治療に関し、共同研究の成果が国際学術雑誌のオンライン版に論文掲載されたと発表した。これを材料視した買いが入ったようだ。1月26日に「Biomaterials(バイオマテリアルズ)」のオンライン版に論文が掲載された。慶大の保有するiPS細胞由来神経幹/前駆細胞と、クリングルが開発するHGF及びスキャフォールド(足場基材)の併用療法に関する今回の研究成果は、これまで最も回復が困難と考えられていた慢性期完全脊髄損傷に対する革新的な治療法の確立につながる重要な一歩になるとしている。
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出所:MINKABU PRESS
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