ヨコレイ Research Memo（10）：中間配当、期末配当の年2回が基本。2023年9月期は24円を想定

■株主還元策

横浜冷凍<2874>は株主還元策として配当を実施している。株主に対する利益還元を重要な経営課題の1つとして認識しており、安定的な配当を継続して実施することを基本方針としている。2023年9月期においては、創立75周年を迎えるに当たり1円の記念配当を計画している。これを受け、1株当たり配当金は前期比1円増の24円となる計画だ。

同社は配当に加えて株主優待も積極的に行っている。具体的には、年1回、同社の取扱商品の提供を行っており、1,000株以上～3,000株未満を1年以上保有する株主に向けては、ノルウェー産サーモントラウト製品詰め合わせを、3,000株以上を保有する株主には、北海道産のホタテ・いくらセットを贈呈している。また、100株以上保有する株主には同社ECサイトでの購入権を付与しており、上記優待品2種を購入することができる。

冷蔵倉庫事業と食品販売事業という安定した事業基盤を持っている同社の配当は、今後も堅調に推移していくものと弊社は見ている。

（執筆：フィスコ客員アナリスト　清水陽一郎）

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