■業績動向
1. 2023年3月期第2四半期累計業績の概要
テクマトリックス<3762>の2023年3月期第2四半期累計の連結業績は、売上収益で前年同期比28.5%増の20,743百万円、営業利益で同19.6%増の1,915百万円、税引前利益で同19.7%増の1,914百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益で同1.7%増の1,063百万円となり、売上収益、営業利益、税引前利益で過去最高を更新した。親会社の所有者に帰属する四半期利益の増益率が低くなったのは、PSPの利益増により非支配持分四半期利益が前年同期の65百万円から246百万円に拡大したことによる※。また、会社計画比では売上収益、営業利益、税引前利益で上回ったものの、利益の上振れ要因がPSPだったため、親会社の所有者に帰属する四半期利益については若干未達となった(非支配持分四半期利益が計画比で増加)。
※同社のPSPへの出資比率は50.02%。前年同期の旧NOBORIへの出資比率は66.66%であり、出資比率が低下したことも非支配持分四半期利益が増加した一因となっている。
事業セグメント別で見ると、売上収益では情報基盤事業と医療システム事業がけん引役となったが、営業利益では情報基盤事業、アプリケーション・サービス事業の減益を医療システム事業の増益でカバーした。また、受注ベースでは3事業すべてが好調に推移し、前年同期比43.7%増の30,738百万円と過去最高を大幅に更新し、受注残高も前年同期末比40.9%増の49,926百万円と1年分以上積み上がった。
なお、2023年3月期第2四半期累計業績では一時費用として販管費に本社移転関連費用約約84百万円(計画に織り込み済み、2022年12月の新本社移転に関連した費用、第3四半期にも約1億円計上予定)、退職給付費用等約78百万円(新人事制度導入に伴う退職給付費用の引当不足分)を計上したほか、その他の費用としてPSPの地方拠点統廃合に伴う減損損失約15百万円を計上した。これら一時費用を除けば営業利益は前年同期比30.7%増だったことになる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<NS>
1. 2023年3月期第2四半期累計業績の概要
テクマトリックス<3762>の2023年3月期第2四半期累計の連結業績は、売上収益で前年同期比28.5%増の20,743百万円、営業利益で同19.6%増の1,915百万円、税引前利益で同19.7%増の1,914百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益で同1.7%増の1,063百万円となり、売上収益、営業利益、税引前利益で過去最高を更新した。親会社の所有者に帰属する四半期利益の増益率が低くなったのは、PSPの利益増により非支配持分四半期利益が前年同期の65百万円から246百万円に拡大したことによる※。また、会社計画比では売上収益、営業利益、税引前利益で上回ったものの、利益の上振れ要因がPSPだったため、親会社の所有者に帰属する四半期利益については若干未達となった(非支配持分四半期利益が計画比で増加)。
※同社のPSPへの出資比率は50.02%。前年同期の旧NOBORIへの出資比率は66.66%であり、出資比率が低下したことも非支配持分四半期利益が増加した一因となっている。
事業セグメント別で見ると、売上収益では情報基盤事業と医療システム事業がけん引役となったが、営業利益では情報基盤事業、アプリケーション・サービス事業の減益を医療システム事業の増益でカバーした。また、受注ベースでは3事業すべてが好調に推移し、前年同期比43.7%増の30,738百万円と過去最高を大幅に更新し、受注残高も前年同期末比40.9%増の49,926百万円と1年分以上積み上がった。
なお、2023年3月期第2四半期累計業績では一時費用として販管費に本社移転関連費用約約84百万円(計画に織り込み済み、2022年12月の新本社移転に関連した費用、第3四半期にも約1億円計上予定)、退職給付費用等約78百万円(新人事制度導入に伴う退職給付費用の引当不足分)を計上したほか、その他の費用としてPSPの地方拠点統廃合に伴う減損損失約15百万円を計上した。これら一時費用を除けば営業利益は前年同期比30.7%増だったことになる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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