■ポラリス・ホールディングス<3010>の業績動向
3. 2023年3月期の業績見通し
2023年3月期については、コロナ禍が同社の事業活動に与える影響について、現時点で合理的に予測することが困難な状況にあるため、業績予想の開示を見送った。既述のとおり第2四半期単独では、売上高はコロナ禍前の水準、各利益は黒字化し、業績の回復は顕著となっている。足元の第3四半期は、全国旅行支援など各種キャンペーンも始まっており、依然としてコロナ禍の影響は残るものの旅行需要は高まっている。既存ホテルの稼働率の向上とともに客単価も改善傾向にあり、プラス材料となる。訪日外国人客については国によって規制が異なるものの、円安進行を背景に回復傾向にある。同社は従来、訪日外国人客に強いブランドを持っており、平均的には30%~40%が訪日外国人客であった。下期に入り、タイや韓国などを中心としたアジアや欧米からの顧客が増え、訪日外国人客比率は15%前後まで上昇している。一方、費用面では、ITを活用したオペレーションの効率化が進んでいる。2023年3月期に受託した「KOKO HOTELS」の客室の多くは200室以上と大きく、稼働率が上がればスケールメリットも享受できる。弊社では、下期はさらに業績が回復し、通期での黒字化の可能性が高いと見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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3. 2023年3月期の業績見通し
2023年3月期については、コロナ禍が同社の事業活動に与える影響について、現時点で合理的に予測することが困難な状況にあるため、業績予想の開示を見送った。既述のとおり第2四半期単独では、売上高はコロナ禍前の水準、各利益は黒字化し、業績の回復は顕著となっている。足元の第3四半期は、全国旅行支援など各種キャンペーンも始まっており、依然としてコロナ禍の影響は残るものの旅行需要は高まっている。既存ホテルの稼働率の向上とともに客単価も改善傾向にあり、プラス材料となる。訪日外国人客については国によって規制が異なるものの、円安進行を背景に回復傾向にある。同社は従来、訪日外国人客に強いブランドを持っており、平均的には30%~40%が訪日外国人客であった。下期に入り、タイや韓国などを中心としたアジアや欧米からの顧客が増え、訪日外国人客比率は15%前後まで上昇している。一方、費用面では、ITを活用したオペレーションの効率化が進んでいる。2023年3月期に受託した「KOKO HOTELS」の客室の多くは200室以上と大きく、稼働率が上がればスケールメリットも享受できる。弊社では、下期はさらに業績が回復し、通期での黒字化の可能性が高いと見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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関連銘柄
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