ティムコ、今期経常を58％上方修正、配当も6.6円増額

　ティムコ <7501> [東証Ｓ] が11月28日昼(11:30)に業績・配当修正を発表。22年11月期の経常損益(非連結)を従来予想の5900万円の黒字→9300万円の黒字(前期は1400万円の赤字)に57.6％上方修正した。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の経常損益も従来予想の1600万円の赤字→1800万円の黒字(前年同期は300万円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上し、6.0倍増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の5.4円→12円(前期は5.4円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2022年11月期通期の業績予想につきましては、2022年10月12日に公表した前回予想に対して売上高については若干下回る見通しでありますが、営業利益、経常利益、当期純利益については上回る見通しとなり、上記の通り修正することといたしました。当社の関わるアウトドア関連産業のうち、アウトドア事業に関しては2022年４月以降に新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う行動制限が発出されなかったこと等が登山やトレッキング等の外出機会の後押しとなり売上を牽引しましたが、フィッシング事業において釣りが注目された前年に比して平常に復し販売が低調に推移した結果、売上高は前回予想を若干下回る見通しとなりました。一方、利益面につきましては収益改善に向けて取り組んだ結果、売上比率の大きいアウトドア事業において販売が好調に推移したことや、直近の11月以降新型コロナウイルス感染症の感染者数が増加傾向にあるものの行動制限が発出されていないこと等が影響し、営業利益、経常利益、当期純利益共に前回予想を上回る見通しとなりました。

　当社は従来から株主に対する利益還元を重要な経営政策の一環として位置付けており、安定した利益還元を実施するべく務めております。2022年11月期の期末配当予想につきましては、前述の業績予想の修正を踏まえ、１株当たりの期末配当を６円60銭増配し、12円00銭と修正いたします。(注)業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。