◆ 上を下へと… - “138円後半→140円後半→149円半ば”
まさに昨日は、「FRB要人発言に振り回された」といった一日でした。
まず『利上げ停止への道程は長い』とのウォラーFRB理事発言で、“138円台”で推移していたドル円は“140.802円”へと押し上げられていきました。
一方で『利上げペース鈍化が近く適切』とのブレイナードFRB副議長発言は、そうした動きにブレーキをかけ、“139.641円”へと押し下げています。
その後は緩やかに“140円台”へと押し戻されていますが、いずれにしても「要人発言に振り回された」というのがしっくりくる一日といえそうです。
◆ 感応度を考えれば…?
そして“タカ派/ハト派”で割れている以上、今後も“一方向への動意(思惑の傾斜)”は想定しづらいのが実状といえます。
そして昨日記したように、基本的に「要人発言」は“バランスがとられやすい”になりやすいと考えますが、ただ昨日の動き方(感応度)を踏まえると、マーケットが動きたがっているのは“前者(ドル買い)”…?
“神経質な展開”はまだ否めませんが、“ドル売り(戻し)”は徐々に減退すると見るのが自然です。
そして“頭打ち→下落傾向”と見るのが早計と考えれば、やはり目先は“下値の堅さ”を意識すべきところです。
ただし“レンジは切り下がった”と見られますので、“過度な上値期待”は禁物と考えつつ、それでも“下値の堅さ”を意識した展開を想定したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。
142.480(11/11高値)
142.000(大台)
141.843(ピボット2ndレジスタンス)
上値5:141.642(11/9~11/11の38.2%戻し)
上値4:141.000(大台)
上値3:140.802(11/14高値、100日/20週移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
上値2:140.249(-2σ)
上値1:140.000(大台)
前営業日終値:139.908
下値1:139.632(11/14安値後の50%押し)
下値2:139.355(11/14安値後の61.8%押し)
下値3:139.000(大台)
下値4:138.867(ピボット1stサポート)
下値5:138.794(11/14安値)
138.461(11/11安値)
138.261(8/31安値)
138.146(日足・一目均衡表先行スパン下限)
138.002(8/30安値、大台)
《10:35》