◆ ドル急落 - 米CPI
サプライズ!!!
注目の米CPIは“総合/コア共に予想を下回った”ことで、「米利上げペース鈍化」が意識されました。
米10年債利回りは“急低下(4.08%→3.80%)”、米株式は“急騰(NYダウは1200ドル高)”となる中、“146円台”で推移していたドル円もあれよあれよという間に“急落”しています。
ストップロスを絡めつつ、“144円”“143円”“142円”を次々と割り込んだドル円は、到頭NYタイム終盤には“140.189円”まで下値を拡大していきました。
◆ ただ“頭打ち→下落傾向”と見るのは早計…?
内訳を見ると「中古車/医療保険」が“急低下(△2.4%/△4.0%)”しており、これが大きく寄与したと見られるところです。
一方で、住居費は“拡大(+0.8%)”していますので、インフレ傾向は“順調に鈍化”とはいい難い…?
さらに単月の低下のみでは、FRBが金融政策のスタンスを大きく変化させるとも想定しづらい…?
「過度な米利上げペース観測」および「過度なドル買いポジション」は、大きく巻き戻されたのは否めないところがあります。
それでもこのまま“頭打ち→下落傾向”と見るのは、やはり早計と考えたいところです。
特に本日は「米国休場(ベテランズデー)」と重なる週末になります。
上下共に“大きく振れる”展開には、十分に注意しておきたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。
146.789(11/9高値)
146.581(11/10高値)
146.071(10/21~11/10の50%戻し、週足・一目均衡表転換線、大台)
145.468(50日移動平均線)
145.000(大台、-1σ、ピボット1stレジスタンス)
144.682(10/21~11/10の38.2%戻し)
144.501(日足・一目均衡表転換線)
144.268(11/9~11/10の61.8%戻し)
144.000(大台)
143.489(11/9~11/10の50%戻し)
上値5:143.000(大台)
上値4:142.678(日足・一目均衡表先行スパン上限、-2σ、11/9~11/10の38.2%戻し)
上値3:142.236(米CPI急落時の戻り高値)
上値2:142.000(大台)
上値1:141.747(11/9~11/10の23.6%戻し)
前営業日終値:140.979(大台)
下値1:140.807(100日移動平均線)
下値2:140.694(20週移動平均線)
下値3:140.189(11/10安値)
下値4:140.000(大台)
下値5:139.856(9/2安値)
139.000(大台)
138.907(9/1安値)
138.585(ピボット1stサポート)
138.261(8/31安値)
138.146(日足・一目均衡表先行スパン下限)
138.002(8/30安値、大台)
137.530(8/29安値)
137.000(大台)
136.171(8/24安値、8/26安値)
《10:45》
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