◆ もう一段の“ドル売り” - 146円前半へ
“147.117円”へ上窓を空けて始まると、欧州タイムにかけて“147.574円”へと緩やかに反発する場面も見られたドル円。
しかし上値模索はそこまででした。
その後は「中国・ゼロコロナ政策緩和」「米利上げペース鈍化」との思惑が重なり、主要通貨に対して“ドル売り”が進行しました。
こうしてユーロドルが“パリティ(高値は1.00337ドル)”を回復する中、ドル円は“146.067円”へと値を落としていきました。
◆ “動きづらい”が基本だが…?
もっとも「米中間選挙(8日)」「米CPI(10日)」を控えるスケジュール感ですので、“一方向への動意”は限定されがちです。
このため“さらなる下値模索”には至らず、その後は“緩やかに“買い戻し”が進行して、昨日の取引を終えているのが実状といえます。
ビッグイベントを控えるスケジュール感ですので、本日は“動きづらい”と見るのが自然ということになります。
ただ本稿執筆時の短期金融市場では、「米12月利上げの確率」が“拮抗(0.50%:51%/0.75%:49%)”しています。
このため“一方向への動意”は限定されやすいものの、“わずかにズレる”となれば敏感に反応する可能性も…?
“レンジ脱却”のような動きは期待薄ですが、だからといって“動かない”と見るのはやはり早計と考えたいところです。
上を下へと“揺れ動く”という展開も、本日も想定しながら…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。
148.836(10/31-11/1高値)
148.441(11/3-4高値)
148.268(ピボット2ndレジスタンス)
147.952(20日移動平均線、大台)
上値5:147.738(日足・一目均衡表基準線)
上値4:147.574(11/7高値、11/3~11/7の61.8%戻し)
上値3:147.455(ピボット1stレジスタンス)
上値2:147.254(11/3~11/7の50%戻し)
上値1:146.976(日足・一目均衡表転換線、大台)
前営業日終値:146.642(-1σ)
下値1:146.433(11/7安値後の押し目)
下値2:146.141(週足・一目均衡表転換線)
下値3:146.067(11/7安値)
下値4:145.948(ピボット1stサポート、大台)
下値5:145.672(11/2安値)
145.375(-2σ)
145.287(50日移動平均線、ピボット2ndサポート)
145.116(10/27安値)
145.000(大台)
《11:05》
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