◆ 一転して“反落”… - 再び“132円台”へ
“巻き戻し”が先行した昨日でしたが、またしても流れが変わりました。
『中国、軍事演習開始』『日本のEEZ内に弾道ミサイル着弾』との報にて、条件反射的に“リスク回避→円買い”が進行したからです。
また米新規失業保険申請件数が“増加(→26.0万件)”したことも、翌日の米雇用統計に向けた懸念を呼び起こしたとも見られるところです。
こうしてドル円は“132.506円”へと再び値を落とすなど、またしても“上値の重さ”が目立っているのが実状です。
◆ ただテクニカル的な“下値の堅さ”は崩れていない…
もっとも昨日も記したように、“日足・一目均衡表の雲下限(131.70円水準)”を割り込んだものの“100日移動平均線(同130.40円水準)”で支えられ、すぐさま“同上限(同133.70円)”超へと押し戻された動きからは、“下値の堅さ”がにじみ出ているのが実状といえます。
このため“崩れる”には至っておらず、本日に入ると“133円台”にすぐさま値を戻す動きも見られています。
◆ 大きく振れるトリガーになる…? - 米雇用統計
こうして「方向感定まらず」が続く中、本日は「米雇用統計」が予定されています。
事前予想は“非農業部門雇用者数(+25.0万人)/失業率(3.6%)/平均時給(前年比+4.9%)”と、いずれも“控え目(伸び鈍化)”が想定されています。
このためある程度は“織り込み済”と捉えられる可能性が高そうに思いますが、一方でFOMCメンバーの多くは「良好な雇用情勢が積極利上げの継続性を正当化」とのスタンスを示しています。
“弱め”となれば「景気後退期にいよいよ突入」との思惑も立ちやすく、そうなると「米大幅利上げ観測」はさらに後退してもおかしくありません。
逆に“好内容”ともなれば、“金利選好→ドル買い”が再燃し、再び“上値追い”に転じても何ら不思議ではない分水嶺ともいえます。
もちろん“結果次第”となりますが、直近のドル円は“揺れ動き”が加速しやすい傾向が顕著でもあります。
「方向感定まらず」を基本とは見るものの、予断を持つことなく、振れた方向にはついていきたいところです。
あくまでも“短期的”という前提は付いて回ることになるでしょうが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※米雇用統計が予定されていますので、いつもより値幅を拡大しています。
134.752(7/27~8/2の61.8%戻し)
134.670(7/29高値)
134.549(8/3高値)
134.420(8/4高値)
上値5:134.000(大台、ピボット1stレジスタンス)
上値4:133.919(日足・一目均衡表転換線)
上値3:133.734(日足・一目均衡表先行スパン上限、-1σ、8/3高値後の61.8%戻し)
上値2:133.528(8/3高値後の50%戻し)
上値1:133.286(8/3高値後の38.2%戻し)
前営業日終値:132.967(大台)
下値1:132.758(8/4安値)
下値2:132.470(8/2~8/3の50%押し)
下値3:132.343(ピボット1stサポート)
下値4:132.268(8/3安値)
下値5:131.979(8/2~8/3の61.8%押し、大台)
131.677(日足・一目均衡表先行スパン下限、ピボット2ndサポート)
131.519(-2σ)
131.000(大台)
130.699(100日移動平均線、ピボットローブレイクアウト)
《10:35》
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