サーバーワークス、売上高は前年同四半期比+33%と高成長 各サービスで前年を大きく上回り順調な成長を継続

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最新投稿日時:2022/07/21 15:00 - 「サーバーワークス、売上高は前年同四半期比+33%と高成長 各サービスで前年を大きく上回り順調な成長を継続」(ログミーファイナンス)

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サーバーワークス、売上高は前年同四半期比+33%と高成長 各サービスで前年を大きく上回り順調な成長を継続

投稿:2022/07/21 15:00

2023年2月期第1四半期決算説明会

大石良氏:みなさま、こんにちは。サーバーワークスの大石でございます。本日は当社の決算説明会にご参加くださいまして、誠にありがとうございます。新型コロナウイルス感染症の再拡大が懸念される中、オンラインでの開催となりましたことにご協力たまわりまして、本当にありがとうございます。2023年2月期第1四半期の決算の内容についてご説明させていただきたいと思います。

2023年2月期 トピックス

まず、トピックスです。一番大きなトピックスは、トップゲートの株式取得・完全子会社化です。こちらの会社は、「Google Cloud」を活用したシステムやアプリケーションの開発が強みです。

私どもは昨年のG-genの設立により、Google Cloudマーケットへの参入を果たしていますが、リセールとアプリケーション開発の両方の側面から強化する買収になっているのではないかと考えています。今後、Google CloudマーケットでもAWSと同じような成長を見込めるのではないかと私どもも期待しています。

2つ目は、WELgee、ヤフーをはじめとしたIT企業とともに、ウクライナ避難民へのワークショップを開催しました。

残念ながらロシアによるウクライナ侵略が続いており、ウクライナ避難民の方が日本に入国している状況です。このような方々に対してデジタルスキルのワークショップを開催し、ウクライナから避難された方々が日本が相手のマーケットでも仕事ができるような機会をこれからも創出していきたいと考えています。

2023年2月期 トピックス

3つ目は、AWSのパートナーアンバサダーに選出されたことについてです。会社を超えてAWSの技術力を発揮した活用やその成果を表彰する「2022 Japan AWS Partner Ambassador/2022 APN AWS Top Engineers」にサーバーワークスに所属する佐竹陽一、福島和弥が選出されました。

その他にも、AWSの技術資格は全部で12個ありますが、これらをすべて持っている11名のエンジニアが表彰されています。

4つ目は、電話の仕組みをAWS上に展開できる当社の非常にユニークなサービスが評価され、「Amazon Connect」のサービスデリバリープログラム認定を取得しました。「Amazon Connect」は私どもの今後の成長の柱の1つになるだろうということで、非常に期待している製品の1つです。

今後も「Amazon Connect」のサービスデリバリーについてAWSとより協力が深まっていくということで、私どもも非常に期待しているトピックスの1つです。

業績ハイライト 2023年2月期 連結業績予想(2022年4月14日公表)

第1四半期の業績のハイライトをご説明させていただきます。まず、2023年2月期の連結業績予想です。売上高は134億8,500万円、営業利益は4億2,900万円、経常利益は4億5,300万円というガイダンスを今期の頭に公表しています。

業績ハイライト 2023年2月期 決算概況 - 連結 -

それに対し、第1四半期の実績はスライドに記載のとおりです。売上高はグループ全体で33億4,500万円、前年同期比133.3パーセントでした。

営業利益は1億4,800万円、前年同期比86.5パーセントとなりましたが、スライドをご覧のとおり、サーバーワークス単体の売上高は前年同期比132.5パーセント、営業利益は前年同期比115.7パーセントと、サーバーワークスとしては順調に成長を続けています。

それに対し、設立したばかりの子会社G-genの売上高は2,200万円、営業損失は5,100万円と、連結としては多少マイナスになっています。しかし、私どもとしては期初から計画したとおりのレベルで推移していますので、順調に成長を続けており、成長のための投資の一環と認識しています。

業績ハイライト 2023年2月期 Q1 実績 - 連結 -

業績のハイライトです。先ほどお伝えしたとおり、売上高は33億2,400万円、営業利益は1億9,800万円、経常利益は1億9,000万円です。こちらはサーバーワークス単体の数字となっています。

連結では、売上高33億4,500万円、営業利益1億4,800万円、経常利益1億3,900万円となっています。こちらは前年同期比で83.1パーセントで着地しています。

業績ハイライト 売上高の推移

私どもとしては、売上高が順調に伸び、前年同期比33パーセント増と高い成長を継続できていると認識しています。

業績ハイライト 営業利益の前期比増減要因分析

実際の営業利益の前期比増減要因分析です。こちらの資料は、私どものホームページからダウンロードできます。詳細な分析が必要な方はご利用ください。

業績ハイライト 製品・サービス区分別の売上高

先ほどお伝えした第1四半期の業績ハイライトを、サービス別に分解したのがこちらのスライドです。全体としては順調に伸びています。内訳は、クラウドインテグレーションが1億3,800万円、リセールが29億300万円、MSP・SREが3億300万円です。それぞれの前年同期比は、117.2パーセント、136.7パーセント、114.4.4パーセントと、順調に成長しています。

業績ハイライト 製品・サービス区分別の売上高推移

スライドに記載しているチャートは、先ほどご覧いただいた数字を四半期ごとに並べたものです。順調な成長を続けていることがわかると思います。

業績ハイライト ①クラウドインテグレーション|各指標の推移

クラウドインテグレーションの指標です。今期の特筆すべき事項は、新収益認識基準の適用です。今までも非常に大きなクラウドインテグレーションの案件は、工事進行基準を適用していました。2023年2月期からは新収益認識基準を適用し、全てのプロジェクトで工事進行基準を適用するように変更しています。

スライドのチャートでは、旧基準と新基準の着地の違いを記載しています。進行基準のため、最終的にはならされて今までと同じような傾向になると思いますが、旧基準と新基準では、少し相違があります。

業績ハイライト ②リセール|為替レートの推移

先ほど、特にリセールが伸長しているとお伝えしました。その背景の1つに、円安があります。現在、円安が非常に進んでおり、こちらの影響を受けて当社のリセールも売上高が伸びています。

一方で、スライドにも記載しているとおり、為替で売上高は増減しますが、仕入高も同様に増減するため、利益率への影響は極めて限定的だと考えています。

業績ハイライト ②リセール|リザーブドインスタンス・Saving Plans

リセールの売上高を四半期ごとに並べたチャートです。先ほどクラウドインテグレーションでもお伝えしたとおり、今期から新収益認識基準を適用したことにより、こちらのチャートも少し見方が変わっているため、改めてご説明させていただきます。

前期までは、チャートの薄い黄色の部分が、実際にお客さまがAWSを利用された金額です。濃い黄色の部分は、お客さまがリザーブドインスタンス(RI)、もしくはSaving Plans(SPs)と呼ばれる割引オプションを購入された場合の金額です。今までは、お客さまが割引オプションを購入された場合、全額をその月に計上していたため、このように2種類に分けて表示していたという経緯があります。

それに対し、今期から新収益認識基準を適用することにより、スライドにあるようにRIとSPsと呼ばれるオプションは、12ヶ月ないし36ヶ月で購入できますので、例えば12ヶ月のオプションで買った場合、今後はそれぞれの月に12分の1ずつを計上していくように変更されています。

それに従い、グラフの濃い茶色の部分が実際に案分された金額となり、薄い茶色の部分は先ほどもお伝えしたとおりRIやSPsであり、12ヶ月ないし36ヶ月、つまり過去12ヶ月ないし36ヶ月分の期間に買われたものとして計上されています。

中長期で見れば先ほどの説明のとおり、ならされていくと思いますが、しばらくの間は前年同期比と比較する際にApple to Appleではないことだけをご注意いただければと思います。

業績ハイライト ②リセール|AWSアカウント数・ARPUの推移

新収益認識基準の説明のところで、Apple to Appleでなくなるとお伝えしましたが、最終的にはAWSのリセールの伸びは、「アカウント数×単価」で決まるため、AWSアカウント数も伸びているかどうかが決定的に重要だと思います(注:スライドのARPUは取引社数で算出)。

このAWSのアカウント数は、我々としては順調に成長していると思います。単価は多少のでこぼこがありますが、我々としてはまったく問題ないレベルで推移していると認識しており、今後もこちらのリセールの成長は期待できると考えています。

業績ハイライト ストックビジネスの比率推移

ストックビジネスはリセールとMSPが我々の屋台骨になっており、ストックビジネス比率としては第1四半期では96パーセントという高さを維持してるため、今後も成長を維持できるだろうと考えています。

LTV(顧客生涯価値)

このスライドのチャートは私が好んで使っているものでLTVと呼び、顧客生涯価値と訳されます。昔からご契約のお客さまも、まだまだずっと私どもと契約いただいているという状況が続いています。そのため、年度を追うごとにご契約のお客さまが薄く広く、継続しており、売上が地層のように積み重なり、高い成長が維持できていると私どもは考えています。

グループ人員数推移

最後に人員数についてご説明させていただきます。私どもはビジネスにおいて重要なのは人材、特に優秀な人材と考えています。今、第1四半期では229名体制ですが、スライドに書かれている計画としては273名のため、さらに44名の採用を目指してがんばっているという状況です。

決算説明会でも何回かお話をさせていただいていますが、私どもの会社はAWSに特化しており、我々の会社に入ればAWSという未来のある技術をしっかり学べます。これはエンジニアにとって非常にわかりやすい環境です。

そのようなことも手伝い、採用について他社よりも比較的競争力がある状況を維持できていると考えていますが、それでもこのような状況のため、我々としても今の環境に甘んずることなく、どんどん採用を強化していき、残りの44名の採用を確実なものにしていきたいと考えています。

エンジニアのAWS資格取得推進

採用では当然人材の質が重要になり、単にヘッドカウントを増やせばよいという話ではありません。スライドはエンジニアの質を評価できるようなデータとなっています。社員数が増えているということは先ほどお伝えしたとおりですが、スライドにあるようにAWS認定資格取得数は609ということで非常に増えています。

1人のエンジニアが複数個の資格を取ることもあるため、延べ数となっていますが、延べ609の資格を持ったエンジニアがクラウドインテグレーションのプロジェクトに入っています。そして、実際にお客さまの環境を構築することでお客さまの満足につながり、リセールやMSPのような継続のビジネスにつながっていきます。

結果として、先ほどご覧いただいたLTVが増していくという、よい循環ができていると考えています。このよい循環を継続するには、よい採用やよい人材がどうしても不可欠であり、今後も採用をしっかり続け、高い成長を維持していきたいと考えています。

大石氏よりご挨拶

冒頭でお伝えさせていただきましたとおり、営業利益は前年同期で多少のマイナスですが、こちらはG-genの設立と成長投資のためすべて計画されたものです。

私どもとしては、成長についてはなんら問題ないものと考えているため、株主のみなさま、投資家のみなさまにおかれましても、どうぞ長い目で引き続き応援を賜りたいと考えています。ご清聴ありがとうございました。

配信元: ログミーファイナンス

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