◆ さらに反落するも、押し戻される… - 一時“137円前半”
「米7月1.00%利上げ観測」がさらに後退する中、昨日は「米景気失速懸念」がさらに緩和しました。
このため“株高・原油高”が進行し、これを通じて資源国通貨を中心に“巻き戻し”が先行しました。
変わってドルには“売り戻し圧力”がかかり、ドル円は欧州タイム中盤にかけて“137.376円”へと値を落とす場面を見せています。
もっとも「欧0.50%利上げ観測」を背景に独国債利回りが上昇すると、つれて米10年債利回りも“3.03%”へと押し上げられました。
このため“金利選好→ドル買い”も根強いものがあり、“138円台”へと押し戻されて、昨日の取引を終えています。
◆ ビッグイベントを控えるスケジュール感を踏まえれば…?
明日に「ECB理事会」、そして「日銀金融政策決定会合」を控えるスケジュール感を考えれば、“様子見”となりやすいのは否めないところがあります。
ただ前者が“利上げ(0.25% or 0.50%の違いはありますが…)”が想定されているのに対して、後者は“現状維持(金融緩和継続)”が濃厚と見られます。
このため前者で“ドル売り”が再燃したとしても、後者では“ドル買い”が促されやすい・・・?
オーダー状況を見ると“138.00-137.80円”にはドル買いオーダーが、一方で“138.30-50円”にはドル売りオーダーが、それぞれ待ち構えていると聞き及びます。
金利・株式動向にもよりますが、ビッグイベント前日です。
本日に関しては“当該レンジ内での揺れ動き”を想定したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:139.123(7/15高値)
上値4:139.000(大台、+2σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:138.633(7/14~7/19の61.8%戻し)
上値2:138.564(7/18高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:138.385(7/19高値、7/14~7/19の50%戻し水準)
前営業日終値:138.180
下値1:138.000(大台)
下値2:137.827(+1σ)
下値3:137.576(ピボット1stサポート)
下値4:137.323(7/14安値、7/19安値、日足・一目均衡表転換線)
下値5:137.078(7/1~7/14の50%押し)
《10:15》
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