それでも“上値の重さ”を想定したい局面…!? - ドル円
また見誤った…。
“上値は押さえられやすい”と見た昨日でしたが、「米大幅利上げ(7月1.00%利上げ)」への思惑から吹き上がりました。
東京タイムに“138円”に乗せると、欧州タイムには“139円”を突破し、“139.410円”へと急伸しています。
ただし“タカ派”と見られるウォラーFRB理事/ブラード・セントルイス連銀総裁から「7月1.00%利上げに否定的」との意向が相次いで示されたことから、「米大幅利上げ」への思惑は次第に後退していきました。
こうして“138.603円”へと押し下げられたわけですが、それでも“下値の堅さ”を引きずったまま、昨日の取引を終えています。
◆ ただし逆風も吹き始めている…?
前記発言は“金利選好→ドル買い”には逆風となり得るものですので、“巻き戻し”が発生する可能性が否めないところです。
特に昨日は“インフレ上昇(+7.3%→+8.7%)”のスウェーデンで“クローナ買い”が進まず、“1.00%利上げ”を前日実施のカナダドルが“急落(1.2970ドル→1.3220ドル)”する場面が見られました。
いずれも“金利選好”より“リスク回避(金融引き締め→景気後退)”を意識した動きと見るのが自然であり、テーマが移行しつつあることを示唆する動きともいえます。
さらに本日は「東京3連休前の週末」でもあります。
見誤ったばかりであり、流れに逆らう格好にもなりますが、ここからの“さらなる上値追い”には否定的、“巻き戻し”が発生する可能性を想定したいところです。
少なくとも“(想定以上に)上値が重い”といった展開には、十分に気を付けておきたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:140.000(大台)
上値4:139.900(98/9/1高値)
上値3:139.784(ピボット1stレジスタンス)
上値2:139.410(7/14高値《年初来高値》)
上値1:139.119(7/14NYタイム高値後の61.8%戻し)
前営業日終値:138.928(大台)
下値1:138.522(+2σ)
下値2:138.285(7/12~7/14の38.2%押し)
下値3:137.937(7/12~7/14の50%押し、大台)
下値4:137.628(7/1~7/14の38.2%押し、7/12~7/14の61.8%押し、ピボット1stサポート)
下値5:137.323(7/14安値、+1σ)
《10:25》
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