アイリック Research Memo(4):ソリューション事業はAS部門とFC部門で構成

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最新投稿日時:2022/06/24 16:04 - 「アイリック Research Memo(4):ソリューション事業はAS部門とFC部門で構成」(フィスコ)

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アイリック Research Memo(4):ソリューション事業はAS部門とFC部門で構成

配信元:フィスコ
投稿:2022/06/24 16:04
アイリックコーポレーション<7325>の事業概要

3. ソリューション事業
ソリューション事業は、自社「ASシステム」シリーズ等のシステム販売のAS部門と、来店型保険ショップ「保険クリニック」FC展開のFC部門で構成されている。

AS部門は、金融機関や保険代理店等に対して、生命保険の現状把握分析・検索提案システム「ASシステム」、保険申込ナビゲーションシステム「AS-BOX」を提供している。「ASシステム」は「保険IQシステム」を汎用化したシステムである。「AS-BOX」は「保険IQシステム」または「ASシステム」の機能のうち、既契約の証券分析機能が搭載されていない簡易版のシステムである。収益は「ASシステム」シリーズの導入ID数に基づいたシステム利用料(登録料、サブスクリプション方式の月額利用料)や、保険販売コンサルティング売上、金融機関向け「スマートOCR」売上、その他ソリューション売上等である。

金融機関等における各種システムの導入が拡大している。直近では、(株)エヌ・ティ・ティ・イフと共同開発した「AI-OCRによる自動車保険見積りサービス」が、2022年1月に楽天損害保険(株)の「“パシャ!っと”楽らく保険見積り」に採用された。2022年2月には「保険IQシステム」「ASシステム」「AS-BOX」において、イオン・アリアンツ生命保険(株)とペーパーレス申込書API連携を開始した。また、フコクしんらい生命保険(株)が見積試算対象保険会社として新規登録した。2022年2月時点で、見積試算可能は26社、見積試算API連携は16社、申込書対応は13社(うちペーパーレス申込書API連携は10社)となった同年4月には秋田銀行<8343>が「ASシステム」の取扱を開始した。銀行での導入は27行目となる。また、ライフプランシミュレーションサービスの(株)オンアド(野村ホールディングス<8604>千葉銀行<8331>、(株)第四北越銀行、中国銀行<8382>の合弁で2022年1月設立)が「ASシステム」を導入した。2022年5月には、はなさく生命保険(株)と「保険IQシステム」「ASシステム」「AS-BOX」の新規登録に向けた開発着手で合意した。

FC部門は、全国の来店型保険ショップ「保険クリニック」FC店に対して「保険IQシステム」を提供している。さらに教育・研修、情報提供、店舗運営ノウハウ、プロモーション等のサポートを行い、直営店と同等のサービスを展開している。FC店舗数は2022年6月期第3四半期末時点で198店舗(前期末比3店舗増加)となっている。収益はシステムやサポート利用に対する初期登録料・基本料金、ロイヤリティ、共同募集に伴う保険手数料、その他サービスに伴う売上等である。

2022年4月には、丸紅<8002>の子会社で携帯電話販売代理店(ショップ運営)大手のMXモバイリング(株)が「保険クリニック」コトエ流山おおたかの森店をオープンした。今後も店舗拡大を視野に入れて協業を進める方針としている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)


<EY>
配信元: フィスコ

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