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最新投稿日時:2022/06/17 18:47 - 「相場展望と今週の注目銘柄はこれだ!」(みんかぶ株式コラム)

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相場展望と今週の注目銘柄はこれだ!

著者:出島 昇
投稿:2022/06/17 18:47

<8016> オンワードホールディングス

四季報より 業種:繊維製品。

【特色】アパレルメーカー大手。『23区』『組曲』など、中価格帯ブランド軸に百貨店向け中心に展開

【営業黒字化】国内既存店は都心の百貨店軸に客足回復基調。ECも着実成長。欧州事業の一部撤退で採算良化。値引き抑制での粗利率改善続く。会社計画は国内のコロナ影響を過大視。営業黒字に。12円配維持。

【撤 退】米グアムのホテル事業を星野リゾートに売却。貸付債権含む譲渡額85億円。不採算事業の撤退加速。EC商品を取り寄せ店舗で試着するサービスを全国に拡大。

2022年4月7日に実績と予想を発表。2022年2月期本決算は、前期比で営業利益+94.9%の-10.79億円、経常利益+102.5%の5.07億円の減収・増益でした。2023年2月期本決算予想は、前期比で営業利益+294.6%の21.00億円、経常利益+304.3%の20.50億円の増収・増益の見通し。

2019年12月10日に673円のコロナ相場前に高値をつけて、その後のコロナ相場で急落となり、2020年3月13日の391円を安値に、3月27日に493円まで反発し、下降トレンド(A)となりました。この下降トレンド(A)の中で、11月30日の185円で底打ちし、上昇トレンド(B)へ転換しました。この中で2021年6月9日に394円の高値をつけ、9月28日の373円、11月9日の380円と3点天井となって下落に転じ、上昇トレンド(B)を切って2022年3月9日の223円、4月15日の231円と2点底をつけて6月7日に291円まで反発し押し目をつくっています。
 

<9101> 日本郵船

四季報より 業種:海運業。

【特色】海運で国内首位。陸空運強化、傘下に郵船ロジ、日本貨物航空。コンテナ船は18年4月事業統合

【反 落】自動車船は回復継続。反面、航空貨物はコロナ禍による需給逼迫が緩和。ばら積み船も後退。持分コンテナ船は下期に市況軟化見込む。が、物流混乱長引けば表記利益上振れも。配当性向25%基準で減配。

【コンテナ船】持分会社は30年度までに環境性に優れた新造船や代替燃料船実用化などに、200億ドルの投資計画。自動車陸送事業の撤退検討など、ロシア事業見直し。

2022年5月26日発表。2023年3月期本決算予想は、前期比で営業利益-30.5%の1870.00億円、経常利益-24.2%の7600.00億円と減収・減益の見通し。

2020年3月17日の1091円のコロナ相場での安値からの上昇トレンド(A)の中で、2021年6月23日の5800円を高値に7月16日に5090円まで押し目を入れ、急上昇となって9月27日に11300円の年初来高値をつけました。ここからの調整で10月15日の7040円、11月15日の7150円と2点底をつけて、2022年1月17日に9880円まで上昇し、1月21日に7970円まで押し目を入れて再上昇となり、3月18日に12490円の年初来高値をつけました。ここをピークに調整入りとなって4月12日に8670円まで下げ4月20日に10040円まで反発してもみあい、5月10日の9140円を安値に5月27日に11520円まで上昇し、6月14日に9210円まで下げています。大きく下げれば高配当なので持続保有。
 

 

<8835> 太平洋興発

四季報より 業種:卸売業。

【特色】太平洋炭礦が発祥。バイオマス燃料、輸入炭を販売。今後は不動産の賃貸・販売を拡大意向

【上向く】肥料は原料の石灰価格高騰、製造費上昇で苦戦。老人ホーム稼働率回復に遅れ。が、輸入炭が仕入れ価格上昇の売価転嫁で利益率改善。バイオマス燃料販売好調。火力発電所の石炭灰の船舶輸送が軌道に。不動産事業が利益下支え。営業益上向く。

【増 設】バイオマス燃料の販売拡大に向け、倉庫増設を検討中。釧路の自社保有遊休地は工場建設用地として引き合いあり。

2022年5月11日に実績と予想を発表。2022年3月期本決算は、前期比で営業利益-15.9%の6.31億円、経常利益-27.1%の3.90億円の減収・減益でした。2023年3月期本決算予想は、前期比で営業利益+26.8%の8.00億円、経常利益+53.8%の6.00億円の増収・増益の見通し。

2019年11月5日の852円をコロナ相場前の高値からの大幅下落で、2020年3月17日に559円の安値をつけ、3月27日に718円まで自律反発し、再下落となって4月6日の547円で底打ちとなって上昇トレンド(A)を形成しました。この上昇トレンド(A)の中で、2021年3月18日に821円の年初来高値をつけ、ここをピークに下降トレンド(B)へ転換しました。この下降トレンド(B)の中で、7月20日に626円まで下げて10月6日に760円まで上昇し、再下落となって12月1日に587円まで下落しました。今年の3月25日に696円まで反発後、4月27日の607円を2点底にして6月8日に676円まで反発後、再下落となっています。
 

 

<3321> ミタチ産業

四季報より 業種:卸売業。

【特色】OA機器、工作機械、車載用向け電子部品、液晶扱う専門商社。フィリピンで情報機器端末生産も

【増 勢】23年5月期はアミューズメント向けは案件少なく停滞。が、国内外で車載機器関連の半導体・電子部品、工作機械向けが好調に推移。フィリピン工場の生産性上がる。営業増益。創業50周年記念配か。

【新投入】スマホ連動の自動車運転前アルコールチェッカーシステムの新サービスを提供、運輸会社など向け提案。マレーシア現法の日系企業向け電子機器販売は順調。

2022年5月20日発表。2022年5月期本決算予想は、前期比で営業利益+116.5%の20.00億円、経常利益+105.0%の20.50億円と増収・増益の見通し。

2019年11月27日の793円をコロナ相場前の高値からの下落で2020年3月23日の421円の底打ちから上昇トレンド(A)を形成しました。この中で11月25日に669円まで上昇し、2021年1月29日の576円まで押し目を入れ、ここからの上昇で12月30日に1170円の年初来高値をつけました。ここをピークに今年の3月8日に809円まで下げて反発し、3月25日に1097円の戻り高値をつけて、4月27日に842円まで下げ5月23日に980円まで上昇し、ここからの下落で3月8日の809円に対する2番底をさぐる展開の可能性があります。
 

 

<6140> 旭ダイヤモンド工業

四季報より 業種:機械。

【特色】ダイヤモンド工具国内首位。半導体、自動車、機械、石材・建築など顧客多彩。自己資本充実

【減 配】自動車もたつくが、ウエハ研削が牽引。国内の軸受け・超硬なお高水準。上期修繕費こなす。ただ前期の特益見込まず最終減益。配当性向4割。ダンピング反訴の関税還付・政策株放出あれば減配幅縮む。

【欧 州】仏子会社は国内専念、独販社を欧州営業拠点に。三重のウエハ研削能力倍増へ。シリコンインゴット向け電着ワイヤ開発中、パワー半導体の炭化ケイ素も狙う。

2022年5月13日に実績と予想を発表。2022年3月期本決算は、前期比で営業利益+484.0%の28.11億円、経常利益+1183.1%の36.50億円の増収・増益でした。2023年3月期本決算予想は、前期比で営業利益+13.8%の32.00億円、経常利益+1.4%の37.00億円の増収・増益の見通し。

2020年3月17日に403円のコロナ相場での底打ちとなり、6月10日の547円、9月18日の538円を2点天井にして、11月30日に413円まで下げました。ここを2番底にして2021年3月18日に584円まで上昇し、8月20日の498円を安値にして大幅上昇となり、9月27日に743円の年初来高値をつけ、ここをピークにしてもみあい2022年11月9日の715円を戻り天井にして下降トレンド(B)を形成しました。この中で3月8日に525円まで下げて3月25日に616円まで反発し、4月12日に550円まで押し目をいれてもみあいとなり、上放れして6月8日に628円まで上昇後、日米の急落相場につれ安して下げに転じています。
 

 

配信元: みんかぶ株式コラム

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