決算マイナス・インパクト銘柄 【東証スタンダード・グロース】引け後 … モイ、アスカネット、ブレインズ (6月10日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証スタンダード・グロースの銘柄である。株価が決算発表前日の6月9日から10日の決算発表を経て13日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.2　石井表記 <6336>
　23年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益は前年同期比8.4％減の4億円に減ったが、2-7月期(上期)計画の6.1億円に対する進捗率は66.2％に達し、前年同期の44.5％も上回った。

▲No.4　ブレインズ <4075>
　22年7月期の連結経常利益を従来予想の2億3100万円→1億4600万円(前期は1億4200万円)に36.8％下方修正し、増益率が62.7％増→2.8％増に縮小する見通しとなった。

▲No.5　インスペック <6656>
　22年4月期の経常損益(非連結)は1億3200万円の黒字(前の期は3億1000万円の赤字)に浮上したが、23年4月期の同利益は前期比31.8％減の9000万円に落ち込む見通しとなった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<5031> モイ 　　　　　東Ｇ 　 -15.37 　　6/10　　　1Q　　　　　－
<6336> 石井表記 　　　東Ｓ 　 -12.43 　　6/10　　　1Q　　　 -8.39
<2438> アスカネット 　東Ｇ 　 -11.98 　　6/10　本決算　　　　8.41
<4075> ブレインズ 　　東Ｇ 　 -11.57 　　6/10　　　3Q　　　 -2.31
<6656> インスペック 　東Ｓ 　 -10.53 　　6/10　本決算　　　-31.82

<7097> さくらさく 　　東Ｇ　　 -9.93 　　6/10　　　3Q　　　-18.49
<3976> シャノン 　　　東Ｇ　　 -9.77 　　6/10　　上期　　　　赤転
<9242> メディア総研 　東Ｇ　　 -9.62 　　6/10　　　3Q　　　 -3.70
<4026> 神島化 　　　　東Ｓ　　 -9.12 　　6/10　本決算　　　　5.57
<5218> オハラ 　　　　東Ｓ　　 -8.42 　　6/10　　上期　　　219.76

<7692> Ｅインフィニ 　東Ｓ　　 -7.56 　　6/10　　　3Q　　　　赤転
<2373> ケア２１ 　　　東Ｓ　　 -5.26 　　6/10　　上期　　　　1.24
<2375> ギグワークス 　東Ｓ　　 -4.97 　　6/10　　上期　　　-70.55
<5971> 共和工業 　　　東Ｓ　　 -4.60 　　6/10　本決算　　　-22.53
<6049> イトクロ 　　　東Ｇ　　 -4.24 　　6/10　　上期　　　-57.07

<3524> 日東網 　　　　東Ｓ　　 -4.00 　　6/10　本決算　　　　1.10
<6757> ＯＳＧコーポ 　東Ｓ　　 -3.43 　　6/10　　　1Q　　　-62.84
<3320> クロスプラス 　東Ｓ　　 -3.08 　　6/10　　　1Q　　　-41.51
<3161> アゼアス 　　　東Ｓ　　 -1.94 　　6/10　本決算　　　 44.93
<2991> ランドネット 　東Ｓ　　 -1.85 　　6/10　　　3Q　　　 13.19

<7878> 光・彩 　　　　東Ｓ　　 -1.63 　　6/10　　　1Q　　　-62.90
<3159> 丸善ＣＨＩ 　　東Ｓ　　 -1.53 　　6/10　　　1Q　　　-25.82
<9734> 精養軒 　　　　東Ｓ　　 -0.96 　　6/10　　　1Q　　　　赤縮
<7682> 浜木綿 　　　　東Ｓ　　 -0.34 　　6/10　　　3Q　　　238.03
<2751> テンポスＨＤ 　東Ｓ　　 -0.30 　　6/10　本決算　　　 10.28

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした13日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース