決算マイナス・インパクト銘柄 【東証プライム】引け後 … 三井ハイテク、ラクスル、エイチーム (6月10日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証プライムの銘柄である。株価が決算発表前日の6月9日から10日の決算発表を経て13日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　ラクスル <4384>
　22年7月期の経常損益を従来予想の1.8億円の赤字→2.2億円の赤字(前期非連結は1.3億円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の3.4億円→9億円(前期非連結は1.6億円)に2.6倍上方修正し、増益率が2.2倍→5.7倍に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

▲No.2　フリービット <3843>
　22年4月期の連結経常利益は前の期比21.4％減の28.7億円になり、23年4月期も前期比7.9％減の26.5億円に減る見通しとなった。

▲No.5　シーイーシー <9692>
　23年1月期の連結経常利益を従来予想の50.5億円→45.4億円(前期は42.8億円)に10.1％下方修正し、増益率が17.9％増→6.0％増に縮小する見通しとなった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<4384> ラクスル 　　　東Ｐ 　 -25.23 　　6/10　　　3Q　　　　赤転
<3843> フリービット 　東Ｐ 　 -13.28 　　6/10　本決算　　　 -7.92
<6966> 三井ハイテク 　東Ｐ 　 -13.23 　　6/10　　　1Q　　　198.06
<6387> サムコ 　　　　東Ｐ 　 -11.58 　　6/10　　　3Q　　　 86.86
<9692> シーイーシー 　東Ｐ 　 -11.32 　　6/10　　　1Q　　　-34.89

<3657> ポールＨＤ 　　東Ｐ 　 -10.15 　　6/10　　　1Q　　　　0.93
<3921> ネオジャパン 　東Ｐ　　 -9.67 　　6/10　　　1Q　　　 -6.30
<4382> ＨＥＲＯＺ 　　東Ｐ　　 -4.66 　　6/10　本決算　　　 72.41
<3662> エイチーム 　　東Ｐ　　 -4.11 　　6/10　　　3Q　　　　赤転
<3539> ＪＭＨＤ 　　　東Ｐ　　 -3.83 　　6/10　　　3Q　　　 -2.27

<6309> 巴工業 　　　　東Ｐ　　 -3.63 　　6/10　　上期　　　 -4.03

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした13日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース