前週末20日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

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最新投稿日時:2022/05/23 05:30 - 「前週末20日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―」(株探)

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前週末20日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

配信元:株探
投稿:2022/05/23 05:30

■レスターHD <3156>  2,026円 (+50円、+2.5%)

 レスターホールディングス <3156> [東証P]が反発。19日の取引終了後、SBIインベストメント(東京都港区)と共同で設立したコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンドを通じて、Intelligence Design(東京都渋谷区)へ出資を行ったと発表しており、これが好感された。Intelligence Designは、AIによる画像認識技術やIoT端末に関する知見を駆使し、さまざまな角度から社会課題の解決に取り組む企業。今回の出資により、将来的な自治体向けビジネスの協業を通じて、更なるサービス品質の向上や新たな価値提供、事業拡大が期待できるという。なお、同件が業績に与える影響は軽微としている。

ウチヤマHD <6059>  291円 (+7円、+2.5%)

 ウチヤマホールディングス <6059> [東証S]が3日ぶりに反発。19日の取引終了後、25年3月期に営業利益15億円(22年3月期5億2900万円の赤字)を目指す中期経営計画を発表しており、これを評価した買いが入った。介護事業で特定施設を中心に年間5施設の新規開設や東京都内で老人ホームの開設を目指すという。また、愛の家(障害者支援)事業では年間10ヵ所の新規開設を目指すとしている。

マネックスG <8698>  471円 (+11円、+2.4%)

 マネックスグループ <8698> [東証P]が反発。19日の取引終了後、子会社コインチェックが提供するNFTマーケットプレイスで、ジェネラティブアートNFT「Art Blocks」の取り扱いを開始したと発表しており、これが好材料視された。「Art Blocks」は、アートとブロックチェーンの技術が組み合わさった NFTでしか生まれ得ない革新的な作品を発行・販売するNFTプラットフォーム。ユーザーが作品を購入すると、指定されたアルゴリズムに従ってランダムにデザインや、色、背景が設定され、オリジナルの作品が完成する。購入金額が同じでも、異なるレアリティの作品を獲得できる可能性があり、多数のアーティストが参加するなど注目を集めているという。

エイチワン <5989>  588円 (+14円、+2.4%)

 エイチワン <5989> [東証P]が反発。20日午前11時ごろ、日立ハイテク(東京都港区)とリサイクル材料の活用が可能なアルミホットスタンプ部品の量産化に向けて協業を開始すると発表しており、これが好感された。今回の協業では、エイチワンの自動車骨格部品で培った高いプレス技術と、日立ハイテクのアルミホットスタンプの基礎技術、リサイクル材料開発、サプライチェーンを通じて、アルミホットスタンプの量産化に向けた技術開発を推進する。アルミホットスタンプは、アルミ板を加熱し、プレスと同時に急速冷却するプレス技術で、熱間でプレスすることで高い成形性を実現しながら、同時に急速冷却(焼き入れ)をすることで、寸法精度と強度を高めることが可能な点が特徴。エイチワンでは23年度中にアルミホットスタンプ部品の量産供給開始を目指すとしている。

■DDHD <3073>  546円 (+12円、+2.3%)

 DDホールディングス <3073> [東証P]が続伸。19日の取引終了後に発表した4月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比85.6%増と5ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。主力の飲食事業の既存店売上高が同92.6%増となったことが牽引した。

イマジカG <6879>  705円 (+15円、+2.2%)

 IMAGICA GROUP <6879> [東証P]が反発。20日午後1時30分ごろ、米国子会社が韓国のダビングスタジオ経営会社Juice Mediaを買収すると発表しており、これが好感されたようだ。今回の買収により、これまで韓国で提供してきた字幕制作サービスに加え、吹き替え作業のサービスも提供することになるという。

トヨタ <7203>  2,048円 (+43円、+2.1%)

 トヨタ自動車 <7203> [東証P]が反発。そのほか、ホンダ <7267> [東証P]など自動車株は売り買い交錯も頑強な値動きをみせた。外国為替市場ではここにきて円高方向に押し戻される展開で、19日には127円近辺まで円が買われる場面があった。輸出セクターのなかでも特に為替感応度の高い自動車株にとっては輸出採算改善期待がやや後退し、株価にはネガティブに働きやすい。ただ、トヨタの今期想定為替レートは1ドル=115円、ホンダは120円と実勢よりもかなり厳しく設定されていることで、現状でも為替メリットが発生しやすい状況にある。トヨタは19日にフシ目の2000円大台を割り込む場面もあったが、押し目買いニーズも強く、引け値では大台ラインを維持した。

イナリサーチ <2176>  620円 (+13円、+2.1%)

 イナリサーチ <2176> [東証S]が上伸。19日の取引終了後、25年3月期に経常利益4億9700万円(22年3月期推定3億5000万円)を目指す中期経営計画を発表しており、これが好材料視された。各国の創薬力育成強化政策を受けて医薬品開発の需要が拡大しており、当面はこの状況が続くと予想。そのなか、海外市場の更なる開拓と国内ベンチャー支援強化による事業拡大を目指すとしている。

JFE <5411>  1,555円 (+31円、+2.0%)

 ジェイ エフ イー ホールディングス <5411> [東証P]が反発。20日付の日本経済新聞朝刊で「JFEスチールは、鋼板を筒状に曲げてつなぎ合わせる鍛接鋼管や継ぎ目無し(シームレス)鋼管といった鋼管の全品種について、一般流通(店売り)向け価格を6月契約分から1トン1万円引き上げる」と報じられており、これが好材料視されたようだ。値上げは2ヵ月連続となり、値上げによる採算改善が期待されている。

フルッタ <2586>  103円 (+2円、+2.0%)

 フルッタフルッタ <2586> [東証G]が反発。19日の取引終了後、ESG事業の重要な指標であるCO2削減量可視化の取り組みを開始すると発表しており、これが好感された。今回の取り組みでは、6月からオンラインショップサービスを活用した消費者向けに、環境省が推進するエコアクション(環境保護を意識した行動)に特化した全国共通の環境ポイントプログラムであるEAP(エコアクション・ポイント)の付与を予定しているほか、商品パッケージでのCO2削減量表示などの検討も進めているという。これにより、パートナーであるブラジルのトメアス総合農業協同組合が取り入れている農法で、森林農業ともいわれるアグロフォレストリー由来の商品によるCO2削減量が見える化できるようになるとしている。

パラベッド <7817>  2,008円 (+34円、+1.7%)

 パラマウントベッドホールディングス <7817> [東証P]が反発。19日の取引終了後、27年3月期に営業利益170億円(22年3月期123億4000万円)を目指す中期経営計画を発表しており、これを評価した買いが入った。国内におけるリカーリング売上高比率を現在の36%から45%へ引き上げるほか、健康事業売上高を50億円超へ拡大させる方針。また、海外売上高150億円を目指し、アジア注力エリアでの飛躍を目指すとしている。

ギグワークス <2375>  457円 (+7円、+1.6%)

 ギグワークス <2375> [東証S]が4日続伸。19日の取引終了後、ショッピングカタログ「悠遊生活」を中心とした通販事業を行う悠遊生活(横浜市神奈川区)の全株式を7月1日付で取得し子会社化することで基本合意したと発表しており、これが好材料視された。同時に悠遊生活はトランス・コスモス <9715> [東証P]が会社分割により設立する新会社「日本直販」の全株式を取得する。一連の株式取得により、ギグワークスは悠遊生活を子会社化、日本直販を孫会社化することになり、500万人を超える両社の顧客に向けて、得意とするギグワーカーを活用した「駆けつけサービス」や「デリバリーサービス」を通じ、購入商品の設置設定・組み立て・利用方法説明などのサービスを提供する。取得価額は現在協議中。なお、同件による業績への影響は精査中としている。

東洋建 <1890>  930円 (+9円、+1.0%)

 東洋建設 <1890> [東証P]が小幅高で3日続伸。同社に対して1株770円でTOBを実施していたインフロニア・ホールディングス <5076> [東証P]が20日午前11時30分ごろに結果を発表し、応募株数が買い付け予定数の下限に満たなかったことから買い付けを行わないとした。東洋建を完全子会社化する検討を一旦中止し、従来の資本・業務提携関係を継続しつつ、さまざまな選択肢を視野に入れながらグループの企業価値向上を目指すという。東洋建を巡っては、任天堂創業家の資産運用会社「ヤマウチ・ナンバーテン・ファミリー・オフィス(YFO)」が1株1000円でTOBを実施する方針にあることが明らかとなっている。インフロニアによるTOBが不成立となったことを受け、東洋建株は後場に入って上げ幅を拡大させる場面があった。

※20日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
配信元: 株探

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