カネカが株式交換によりセメダインを完全子会社化へ◇

　カネカ<4118.T>がこの日の取引終了後、子会社であるセメダイン<4999.T>を株式交換により完全子会社化すると発表した。

　完全子会社化により、連携を緊密化して経営判断の迅速化を図るほか、両社グループの有する資産、技術、ノウハウ、海外ネットワークなどの経営資源をより一層活用することで中長期的な視点に立った経営戦略を機動的に実現するのが狙いという。８月１日を効力発生日としてセメダイン株１株に対して、カネカ株０．２８２株を割り当て交付する予定で、セメダインは７月２８日付で上場廃止となる。

　カネカは同時に、２２年３月期決算を発表しており、売上高６９１５億３０００万円（前の期比１９．８％増）、営業利益４３５億６２００万円（同５８．２％増）、純利益２６４億８７００万円（同６７．３％増）だった。なお、２３年３月期は、売上高７４００億円（前期比７．０％増）、営業利益４８０億円（同１０．２％増）、純利益２８０億円（同５．７％増）を見込む。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：MINKABU PRESS