東京綱、前期経常が上振れ着地・今期は34％増益、10円増配へ

　東京製綱 <5981> [東証Ｐ] が5月12日大引け後(15:30)に決算を発表。22年3月期の連結経常利益は前の期比9.7倍の20.2億円に伸び、従来予想の15億円を上回って着地。23年3月期も前期比33.6％増の27億円に拡大する見通しとなった。

　同時に、今期の年間配当は前期比10円増の30円に増配する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比31.0％増の10億円に拡大したが、売上営業利益率は前年同期の5.5％→4.7％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　前期からの業績回復傾向に加え、前期決算では、一過性の環境対策引当金や支払手数料の計上により経常利益が抑制されていたことや、関係会社株式評価損など多額の特別損失を計上したことで当期純損失を計上しておりました。当期におきましても前述の特別損失計上がありましたが、当期純利益は黒字に転換し、前期実績に対して大幅な改善となりました。