ＵＥＸ、前期経常を16％上方修正、配当も2円増額

　ＵＥＸ <9888> [東証Ｓ] が4月22日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の19億円→22億円(前の期は5億円)に15.8％上方修正し、増益率が3.8倍→4.4倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の12.1億円→15.1億円(前年同期は3.3億円)に24.7％増額し、増益率が3.7倍→4.6倍に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の38円→40円(前の期は7円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期の連結業績につきまして、売上高は前回予想どおりとなる見込みであります。一方利益面ではＵＥＸ単体において、原料価格の動向等を背景としたメーカー値上げに対応した再販価格の見直しに注力した結果、売上総利益率が計画を上回ったことに加え、期末にかけて為替レートが大幅に円安に動いたことにより為替差益が発生しました。また、連結子会社についても各社計画を上回ったことにより、各利益を上表のように修正いたします。

　　当社は、競争力を維持し成長を促進させるために必要な資金や有利子負債削減など財務体質の改善を図るための資金を内部留保として確保していくことを前提に、株主に対し当該期の連結業績に応じた利益配分を行うことを基本方針としております。連結業績に応じた利益配分の指標としては、連結配当性向30％程度を基準としております。　令和４年３月期の期末配当につきましては、上記のとおり通期連結業績予想を修正したことから1株当たり36円とすることといたしました。また、年間配当金はすでに実施済みの第２四半期末配当金４円を含め40円となります。　なお、本件は６月に開催予定の第68回定時株主総会の決議をもって正式に決定、実施する予定であります。※上記の業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づき判断した結果であり、実際の業績は各種要因の変化によって変動する可能性があります。